河出文庫<br> 外道忍法帖―山田風太郎傑作選 忍法篇 (新装版)

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河出文庫
外道忍法帖―山田風太郎傑作選 忍法篇 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309418148
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

切支丹の隠し財宝をめぐって、三つ巴の激闘を繰り広げる45人の忍者たち。怒涛の展開と凄絶なラストが胸を打つ、不朽の忍法帖!

内容説明

長崎に天正遣欧使節の財宝が眠るという。その在処は十五人の童貞女が守る金の鈴により示される―。松平伊豆守の命を受け秘宝の行方を探る天草党の伊賀忍者十五人、奪取を狙う由比正雪配下の甲賀忍者十五人、そしてマリア天姫率いる童貞女たち、三つ巴の攻防戦を制するのは?怒涛の展開と凄絶なラストが胸を打つ、不朽の忍法帖!

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年兵庫県生まれ。東京医科大学卒。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞。63年から刊行された「山田風太郎忍法全集」がベストセラーとなり忍法帖ブームをまきおこした。その後も明治もの、室町もの等多彩な作品で人気を博す。2001年7月28日逝去。10年にはその名を冠した山田風太郎賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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geshi

27
財宝を巡る計45人の三つ巴の忍法バトル。戦いへのお膳立てを前半3分の1で行い、後は次々と忍者が現れては奇想天外な忍法を使い消えていくのを繰り返す「来た・使った・死んだ」の圧倒的スピード感で押し流す。キャラの書き分けや攻防をかなぐり捨てて、数で勝負するのは潔いと言うべきか無茶と言うべきか。明らかに数合わせなキャラもいるし頁数からするとバランス悪いことは重々承知の上で、やりたかったことをやり通したといったところ。ラストに壮絶な裏切りと愛憎入り混じる決着をつけるのが山風だなぁ。2021/08/07

8番らーめんR

10
天正遣欧使節の財宝をめぐり、マリア天姫率いる15人の童貞女、天草党の伊賀忍者15人、由比正雪配下の甲賀忍者15人による3つ巴の壮絶なバトルを描く。編集者「あれはサドですね」山風「いや、あれは長崎だ」サドマゾの倒錯した考えを持つ登場人物たちの思惑で動きだす単なるエログロを超越した世界。舞台が「長崎」という必然を読者にまざまざと思い知らせる衝撃のラスト。作中人物たちの心中を全く描くことなく、秘術を尽くした忍者たちが氷が解けるように壮絶に凄惨に相倒れてゆく様はまさにハードボイルド。R18 2021/10/28

KDS

7
長崎に眠るという、天正遣欧使節の隠し財宝の在処が記された金の鈴を胎内に持ち、大友忍法を操る十五人の切支丹童女たち。松平伊豆守の命を受けその秘宝を探る天草党伊賀忍者十五人と、財宝奪取を目論む由井正雪配下の甲賀忍者十五人との三つ巴の忍法合戦の火蓋が切って落とされた!なんといっても総勢四十五人を要する忍法バトルの描写が目まぐるしく、あれよあれよというまに伊賀忍者も甲賀忍者も切支丹童女も次々に死んでゆく。スピーディーかつ怒涛の展開に圧倒される一冊だ。ラスト5行の黙示的な一文にも唸らされること必至。傑作!2021/05/18

まどの一哉

5
ひさしぶりに読んでみた山田風太郎の忍法帖シリーズ。これはそんなに長編でもないわりに、なんと各々15人ずつの忍者が3党入り乱れての秘術合戦でありいかにも多い。もう物語も後半になるとてきぱきとシステマティックに進行して、忍者も登場して術を披露するやいなや死んでいく。もう少し人数を減らして一人一人丁寧に描いてくれてもよかったかと思うが、これもひとつの実験なのか。 2021/08/01

hirokazu

5
1996年の講談社ノベルズ版以来、25年ぶりの再読。山風忍法帖最多の45人の忍者が登場。終盤は「出た。戦った。死んだ。」ってな感じが続いて「もうええわ」と思ってたところに、衝撃のラスト。ちなみにこの作品、調べたら「週刊新潮」連載は1961年(60年前!)。遠藤周作氏の「沈黙」が1966年ってえから、こっちの方が早かったんだ!…恐るべし、山田風太郎。…1961年当時は「丸橋忠弥が、江戸城のお濠に石を投げる」シーンの意味がみんな分かってたんだなあ。私は北原白秋の「忠弥」の解説を読んで、やっと分かったんだけど。2021/06/28

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