出版社内容情報
婚約者がいるにもかかわらず、出会い系サイトをやめられない女性が、その日常を率直に綴った話題のブログを大幅に改訂し文庫化。
内容説明
「私は、正直に書く。なんと非難されようと、書かなければならない」次々と自身に降りかかる衝撃的な体験の果てに、絶望の淵に立たされた主人公。やがて母、婚約者、親友、同僚と向き合い、ある大きな決断をする―。誰にも言えない苦しみを抱えながら、それでも日々を生き抜こうとするすべての人へ贈る、実話をもとにした切実な日々の記録。
著者等紹介
七井翔子[ナナイショウコ]
深いトラウマと闘いながら救いを求め、ブログに実体験を綴りはじめる。やがて年間300万アクセスを超えるほどの人気となり、『私を見て、ぎゅっと愛して』として書籍化。その後、新たなブログ「風の結露」内で発表した短編小説「夢の色」が「第1回アメーバブログトラステ賞☆2005年秋エディション」大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽
1
婚約者と親友によって、下巻は、読む気が失せた。 婚約者も最低であったが、肉体関係を許した、親友の由香も、最悪である。 こいつも、そうなってしまった配慮が全くなく、妊娠した手紙を窘めたり、のこのこ実家に出向いて、帰り際、小学校時代の歌を歌ってみたり、また、最後は、子供が生まれた時も、電話したりと馬鹿女である。 事が事だけに、妊娠、出産の事実を著者がどのような気持ちで受け取るか考えたら、連絡をとるべきではなく、縁を切るべきだし、許しを乞う浅ましいさが、実に不愉快であった。2021/04/29
ゆきわか
1
文中で紹介されていた ほんんどの依存症の根本が説明がされているというロビン・ノーウッド著「愛しすぎる女たち」も読んでみたいと思った。20年近く前のブログ日記が元の本であるが、年月を感じさせない内容だった。読み終わって、文庫版 あとがきから現在の著者が、幸せであることに安堵した。2021/04/03