河出文庫<br> ブラームス

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河出文庫
ブラームス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309417233
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0173

出版社内容情報

ブラームスの人間像も含め、その魅力を解き明かす。交響曲、協奏曲、ピアノソロ、室内楽……名曲・名演奏を鑑賞する決定版。

内容説明

短調作品が多く、古典派形式を重視し、第三交響曲では、四楽章の全部がPかPPで終わるという交響曲の全歴史上類のない作曲法。激情と憂愁の人の作品の秘密を楽理からも裏付ける。シューリヒト、ヴァント、バックハウス、ワッツ、クレーメル、ウゴルスキ…演奏家論も充実の、ブラームス鑑賞の決定版。

目次

ブラームスと私たち
ブラームス―He aged fast but died slowly
交響曲第一番
シューリヒトのブラームス―交響曲第三番
ミュンシュのブラームス―交響曲第一、二、四番、悲劇的序曲
ジュリーニ/交響曲全集、他―フィルハーモニア管弦楽団
ヴァントのブラームス―交響曲第一、二、三番
ホルスト・シュタインのブラームス
アバド/交響曲第四番―ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
第二ピアノ協奏曲
バックハウスのブラームス
ピアノ協奏曲第二番、他―アックス・ハイティンク・ボストン交響楽団
ヴァイオリン協奏曲
ミルシテインの二面性―構造美にこだわる冷静さとこみ上げる精神の炎が衝突
ヴァイオリン協奏曲―ズッカーマン/バレンボイム/パリ管弦楽団
今夜はブラームスの室内楽でも聴こう
ボベスコのブラームス―ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ第一~三番―クレーメル/アファナシェフ
ヴァイオリン・ソナタ―ヘッツェル/ドイチュ
ヴィオラ・ソナタ第一、二番、他―今井信子/ヴィニョールズ
ヴィオラ・ソナタ第一、二番、ヴィオラ三重奏曲―バシュメト/ムンチャン/ベルリンスキー
ピアノ・ソナタ第一、二番、他―ウゴルスキ

著者等紹介

吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

la_yamato202

7
前半はブラームスの生涯と作曲活動について、後半は吉田氏の思い入れのある楽曲について演奏CDとともに紹介、解説していく。読みながら氏のお気に入りのピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲などを自分も聴き直してみて、その味わい深いメロディやハーモニーにあらためて魅了される。2022/02/25

ひでお

6
昔、クラシック音楽を聴き始めたころはブラームスは何故か少し大人の音楽のような気がして敷居が高いような気がしたものです。本書の前半はブラームス論が雄弁に語られます。その中で、クララ・シューマンへのいろいろな意味での愛情と音楽があのブラームスの作品を生んできたことが、改めてよく伝わりました。アリナーゼ部分は私の知識不足から理解に至ってはいませんが、ブラームスの作曲の嗜好というものが何となく腑に落ちたような気がしました。2022/02/16

コチ吉

6
ブラームスは私の偏愛する作曲家である。吉田は例によって多くの譜例を用いたアナリーゼと、時として作曲者や演奏家の人となりにまで言及する。それでいてある曲をもう聴かなくなるかもしれない、と呟き、結局理由が明かされないまま終わってしまう。大家故の融通無碍と許されることなのかもしれない。2020/03/08

どら猫さとっち

5
吉田秀和はとって、ブラームスはなくてはならない思い入れのある作曲家ではないか。彼のブラームス論は長大ながら緻密である。そして指揮者や演奏家の録音の批評も丁寧で細やか。ブラームスの音楽世界は陰鬱で孤独な感じがするが、同時に広大な大地を思い起こさせる。ヴァントやアバド、ミュンシュなどの指揮から、バックハウスミルシテインなどの演奏家まで、幅広い。ピアノ協奏曲第2は好きな曲だが、第1がないのは、あまり得意じゃないからだろうか。2020/07/25

あんさん

4
味わい深い吉田氏の評論集。正直なところ、オーケストラ作品ばかり聴いてきたが、室内楽やソナタも聴いてみよう。2021/08/21

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