内容説明
「こんなに必要なの!?」みんな驚く自宅台所には、15本の木べら、20枚のバット、6枚のフライパン、100枚以上の皿などズラリ。ミニマルな生活とは程遠い、でも置きたいのは美味しい記憶が詰まっているから。べこべこに歪んだアルミ鍋、せいろに土鍋、秋田やインドの弁当箱など…道具にちなんだレシピ&カラー写真も満載の、ハナコさん初の台所エッセイ!
目次
1章 毎日の気楽な道具たち(せいろは一人暮らしの人や料理初心者の強い味方!;とろろもスパイスもすり鉢でスリスリゴリゴリ ほか)
2章 みんなでワイワイする道具(ワインに合うおつまみたこ焼きを「炎たこ」で;ホムパのマストアイテム取り分けサーバー ほか)
3章 気持ちを満たしてくれる道具(世界を歩いて集めた魔法のお皿たち;憧れのお義母さんと鬼すだれの思い出 ほか)
4章 一生使いたいこの逸品(バウルーで作る禁断のホットサンド;テーブル映えもバッチリのオリーブの木のまな板 ほか)
対談 道具の作り手を訪ねて―鍛造作家・成田理俊さんと語る台所道具
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろここ
18
台所のお道具に並々ならぬ愛情を注いでいるツレヅレハナコさんのエッセイ。旅先で鍋を買ってくるというのは自分にはぜんぜん思いつかないことだったので、新しい扉を開いてもらった感じ。お皿や木べら、まな板なども旅の思い出とともにすれば、毎日のごはん作りもますます楽しくなりそう。蒸篭やホットサンドメーカー、ナンプラーなど使いこなせる自信がなかったものたちに俄然興味が湧いた。 2022/12/28
はち
17
「これで〜作って、日本酒でも呑もうかなぁ」なんて考えるのは大好き。だけど、お昼ご飯を食べてる最中に「今晩何食べるの?」なんて聞かれると、相手をぶん殴りたくなることもある。料理好きなのか?嫌いなのか?自分でもわからない。ただ、料理にまつわるエッセイを読むのは自分にとっての癒し。食器や、調理道具も好きなので、そういった写真も載っているこの本はお宝確定。お気に入りのページは何回も繰り返して読んだりながめたりした♡2022/04/29
T
16
これは…私の好きなタイプの本じゃないか!表紙に引き込まれて、読めば面白すぎる!食エッセイはたくさんあれど、これは台所用品エッセイだ!私は料理を食べる側じゃなくて作る側視点の本が好きみたいです。出てくる道具がどれも欲しくなる…とりあえず蒸籠と砥石とすり鉢は買おうかなとチェックしました。しかも懇切丁寧に巻末に購入先まで掲載。レシピも載っている。著者は極東からトルコまでのアジアの品物がお好きなようで、異国情緒溢れるロードムービーみたいなエッセイも美味しく楽しい。道具だらけの台所に憧れを新たにするのであった。2023/01/07
アズル
15
図書館でよく借りてしまうので、いっそのこと手もとに置きました。台所まわりの道具への愛が伝わります。2021/06/12
かもめ
14
家を建てる前の台所。古い道具をとても大事に使っている。それじゃなきゃ嫌なんだ、という気持ちがよく解る。2021/10/24
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- 和書
- 高僧伝 〈1〉 釈迦