河出文庫<br> 法水麟太郎全短篇

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり

河出文庫
法水麟太郎全短篇

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年04月21日 15時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309416724
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『黒死館殺人事件』で活躍する名探偵・法水麟太郎。老住職の奇怪な死の謎を解決する初登場作「後光殺人事件」より全短篇を収録。

内容説明

『黒死館殺人事件』で有名な博覧強記の名探偵・法水麟太郎。住職の変死事件に挑む初登場作「後光殺人事件」から、礼拝堂内で起きた殺人の驚愕の動機が解き明かされる傑作「聖アレキセイ寺院の惨劇」、最終篇「国なき人々」まで、法水の活躍する奇想天外でペダンチックな探偵小説全短篇。

著者等紹介

小栗虫太郎[オグリムシタロウ]
1901年、東京生まれ。推理小説作家、秘境冒険小説作家。京華中学校卒。33年、「完全犯罪」でデビュー。著書多数。1946年死去

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経て、SF・ミステリ評論家、フリー編集者として活動。2005年、編著『天城一の密室犯罪学教程』で第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。編著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

76
どの作品も『黒死館殺人事件』じみたペダントリーに満ち満ちていて、読んでいて嬉しいのだが非常に厄介。一応ミステリに分類されるのであるが、トリックがどれも形而上学的というか、それが著者独特の呪言じみた文体と相まって一種異様な独特の世界観を醸し出している。論理もある一点を超えると超論理的になるわけで。そこが寺社であろうと白系露西亜軍の聖堂であろうと病院であろうと、この地上ではない異界に作り替えられるのはやはり言語の魔術だよなあ。あと言葉だけではなく双生児や死蝋の作成、人体実験と内容もやはり悪夢じみておりました。2019/11/13

おにく

30
日本三大奇書の一つ“黒死館殺人事件”に登場する法水麟太郎の短編が発表順に収録されています。彼は、前捜査局長で一流の捜査弁護士という肩書きで、薬学や多くの信仰に精通し、想像を越えた難事件を解決してゆきます。難解な文章で、初読はサッパリですが、何度も読み返して、トリックが頭の中で動きだす様は快感です。これらの短編を挟んで、長編“黒死館殺人事件”が書かれるのですけど、黒死館の以前と後では、人物の描き方など、明らかに作者の力量が上がっていて、そうした変遷を感じられる短編集でした。2024/05/31

那由多

20
難しい。犯行動機やトリックに、被害者の心理状況、肝心な部分ばかり解りづらい。短編でこの難解さなら、黒死館殺人事件なんて無理だわ。手出しはすまいと決めました。『聖アレキセイ寺院の惨劇』『オフィリヤ殺し』は比較的解りやすく、舞台設定なども良く面白かった。2021/12/28

TKK

17
法水麟太郎ものの短編集。黒死館殺人事件でみせた気が狂うような衒学的推理は、短編のためか多少わかりやすくなりました。事件を解くことが命で、犯人や被害者自体にさほど関心を示さないところが、らしくて好きです。高慢ちきちき最高!年代順に並べられてますが、やっぱり狭い空間が好きなので、前半の数編が好きです。2019/08/05

Kotaro Nagai

17
本日読了。黒死館殺人事件で活躍した名探偵の短篇全集。初登場の「後光殺人事件」(昭和8年)から「国なき人々」(昭和12年)まで10作品を収録。密室ミステリーの「後光殺人事件」「夢殿殺人事件」「失楽園殺人事件」あたりはいかにもペダンチックで幻惑的な小栗作品の典型となっている。そこには、「そんなのあり?」というような法水しかわかり得ない独特の論法が展開され、ワトソン役の支倉検事でなくてもついて行くのが大変。でも、その反面不思議と魅了され、捨てがたい魅力がある。そんな小栗作品を楽しめる作品集となっている。2019/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13739007
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。