河出文庫<br> NOVA〈2019年春号〉

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河出文庫
NOVA〈2019年春号〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 453p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309416519
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

書下しSF全10作。完全読切。飛浩隆、新井素子、宮部みゆき、小林泰三、佐藤究、小川哲、赤野工作、柞刈湯葉、片瀬二郎、高島雄哉「書き下ろし日本SFアンソロジー《NOVA》の新シリーズの門出にふさわしい、ベストの布陣を揃えられたと自負している。読者のみなさんにも、編者が味わった喜びを共有するとともに、いまの日本SFがいかに豊かな実りの時代を迎えているかを実感していただければさいわいです」大森望

【収録作品(全10編)】

●新井素子「やおよろず神様承ります」
「あなたに向いている、とても便利な神様を紹介します。これ、かなりお勧めですよ」

●小川哲「七十人の翻訳者たち」
解読された古代文書「デメトリオスの処刑」には、ギリシア語訳聖書の奇跡が記されていた。

●佐藤究「ジェリーウォーカー」
エイリアンを超える生命を次々と生み出す映画界の魔術師、地下室に隠された創造の秘密。

●柞刈湯葉「まず牛を球とします。」
牛は食べたいが、動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来の物語。

●赤野工作「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」
光速は遅すぎる! 通信遅延1.3秒の環境下で行われた因縁の格闘ゲーム対戦、勝利の末に。

●小林泰三「クラリッサ殺し」
あの名作スペースオペラがVRアミューズメントに!? バーチャルルームで起きた殺人事件の真相は?

●高島雄哉「キャット・ポイント」
研究開発室の存亡をかけた新広告プロジェクト始動。扉を開ければ、真白さんはいる。

●片瀬二郎「お行儀ねこちゃん」
ラスコルニコフが殺害された。この死体をどう処分しようか、助けて、心の友!

●宮部みゆき「母の法律」
虐待の親子を救済する法律、マザー法に救われたわたし。だが、救いきれないものはある。

●飛浩隆「流下の日」
40年間、偉大な首相が統治した美しい国。著者新境地の第38回日本SF大賞受賞第1作。

大森 望[オオモリ ノゾミ]
編集

内容説明

華豪執筆陣でおくる、オール読み切り「小さなSF専門誌」。

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家。責任編集を務めたアンソロジー“NOVA書き下ろし日本SFコレクション”全10巻で第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

41
小川哲、佐藤究、飛浩隆、宮部みゆきの書き下ろしが読めるとあらば、書棚を素通り出来る訳がない、チャリン─。出し惜しみしない完成度を見せつけたのは佐藤究。短編の縛りをものともしない、豪腕ぶりを発揮した。また視点論点のピント調整に、卓越した才を魅せた小川哲もしかり。番外として紹介したいのは片瀬二郎『お行儀ねこちゃん』。死体を弄ぶエキセントリックな男の暴走を、皮肉の礫で失笑したい問題作。このアンソロジーは高性能なSF小説を搭載している。月まで一飛び日帰りが可能だ(あれよあれよと読了)2019/01/07

buchipanda3

39
秀逸な作品揃いのSF短編集、面白かった。強力な布陣と書下ろしという垂涎もの、どれも現実と空想を繋ぎ合わせた物語の着想に面白味を感じた。小川さん、語り継がれた物語にゲノム解析の発想が面白い。佐藤さん、背徳的な万能感にゾクゾク。柞刈さん、またも題名にやられた。赤野さん、月からの対戦者、格ゲー遅延は確かに許せない。小林さん、何とメルヘン殺しもの。メタ尽くしが堪らない。新井さんと宮部さんは今の社会課題に著者テイストで切り込むのが印象的。一方の男性陣は自分が好きなものを書いてる感じの対比が興味深い。次回も楽しみ。2018/12/09

かわうそ

25
初読の著者が約半分。若手からベテランまでどれも非常に面白く、最新の日本SFをもっと読まねばと強く思わせてくれる充実の内容。特にお気に入りは飛浩隆「流下の日」、柞刈湯葉「まず牛を球とします。」、赤野工作「お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ」2018/12/15

阿部義彦

22
大森望さん責任編集によるNOVAというSFアンソロジー買って読むのは今回が初めてかな?これ全部書き下ろしって言うことは、大森望さんの人望が如何に素晴らしいかと言うことですよね!しばらく休んでいたらしく再開した記念すべき第1号です。小林泰三さんの「クラリッサ殺し」良かったです。今頃オールドスクールのレンズマンかよっ!と思ったら、最後の一行に唖然です。またラストの飛浩隆さんも丹精な近未来ディストピアで唸りました、その他新井素子さん宮部みゆきさんも安定の出来。猫がらみの「キャット・ポイント」も良かった。2018/12/16

かとめくん

18
今現在に対する作家の皆さんの危機意識のようなものが手を変え品を変えあらわれているように感じてしょうがない。時にオブラートに包み、時にストレートに、(S Fの体裁をとってはいるが)この世界の今が内包する危うさに警鐘を鳴らそうとしているのではと感じた。2019/02/27

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