出版社内容情報
柴田錬三郎、山本周五郎、山田風太郎、滝口康彦、徳永真一郎、浅田次郎、東郷隆の七氏による、歴史・時代小説アンソロジー。
細谷 正充[ホソヤ マサミツ]
1963年生まれ。文芸評論家。時代小説とミステリを中心にエンターテインメント全般を幅広く論じる。著書に『松本清張を読む』など。
内容説明
外様として徳川家康に仕えた井伊直政は、“赤備え”の精鋭部隊を組織しつつ、知謀と胆略を発揮、頭格を現わし、徳川きっての策謀家・参謀として家臣の筆頭格を占め、彦根藩主、大老職を務め、幕末まで徳川家、幕府に貢献した。その豪雄と悲愴、維新後の苦難までを描く、名門井伊家の本質と実態を描く傑作七篇。
著者等紹介
細谷正充[ホソヤマサミツ]
1963年、埼玉県生まれ。文芸評論家。時代小説、ミステリを中心に、SFやライトノベル、コミックなども含むエンタテインメント全般を幅広く論じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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歴史小説大好き猫
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「井伊家」と「赤備え」が、鍵のアンソロジー。井伊家や直政の解説をした話が二編、直政の子・直孝とその周辺の話が二編、幕末の赤備えVS長州軍を描いた話が一編、直弼と桜田門外の変をめぐる個性的な物語が二編、収録されております。なので、今年の大河ドラマだけではなく、来年の「西郷どん」の予習にもなりますね♩にしても、トグラマグラではないんですが、先祖の精神って遺伝するんですかねぇ…。どの物語でも、端々に先祖の因縁めいたものが感じられて少しゾッとしました。そんな井伊家を守った直虎さんは、どの話にも出なかったですけど…2017/09/29
あきのぶ
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幕末から維新にかけて赤備えは無用の長物と化していたとは。大老の首にまつわる川柳に吹いた。2021/05/24
くりたろう
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井伊家の歴史がよくわかる2018/01/12