河出文庫<br> 幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア

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河出文庫
幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 175p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309415024
  • NDC分類 369
  • Cコード C0136

出版社内容情報

街頭募金、災害ボランティアに海外援助……ホントに役立っているか“いいこと”の先を考える。実は誤解やカン違いが潜んでいるかも。

田中 優[タナカ ユウ]
1957年東京都生れ。地域での脱原発やリサイクルの活動を出版点に、環境、経済、平和などのNGO活動に関わる。「未来バンク事業組合」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「ap bank」監事。

内容説明

街頭募金、空き缶拾いなどの身近な活動や、災害ボランティアに海外援助。これらは本当に相手の役に立っているのだろうか?そこには小さな誤解や勘違いが潜んでいるかもしれない。「いいこと」をしたその先に何があるのか考え、正しく「善意」を届けるために、ボランティアの意味について学ぶ一冊。

目次

序章 やさしさの届け方
第1章 それって「ボランティア」?
第2章 さまざまな「入口」
第3章 ボランティアの「経験値」
第4章 私たちにできること
第5章 世界と未来へつなげる
第6章 必要性増す「災害ボランティア」
巻末付録 取り組みやすい活動ガイド

著者等紹介

田中優[タナカユウ]
1957年、東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などのさまざまなNGO活動に関わる。2013年、電力会社に頼らない太陽光パネルと独立電源システムの生活「オフグリッド生活」を始めた。「未来バンク事業組合」「天然住宅バンク」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「ap bank」監事、「一般社団法人天然住宅」共同代表、「自エネ組」相談役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鳩羽

6
「14歳の世渡り術」の一冊なので平易に書かれている。子供に向けての口調なのはご愛嬌。ボランティアという言葉ばかりが身近になってしまっているが、ボランティアは自発的に、自分の好きなことや得意なことを、無理のない範囲で行うこと。効果のない非効率な根性節は人間を疲弊させるだけだし、無償の労働力として使えば、それで利益を得るはずの人を阻害してしまう。それが世間の、助けを必要としている人のためになるのか。小さな親切から政治運動までボランティアは幅広いものだが、そういう開かれた意識を持つことの大切さを感じた。2017/02/05

みみずく

1
フィンランドのさりげないボランティアが心温まる。自分もできるようになりたいけど、動けなくて後悔する方が多い…。里親制度で不公平が生まれる、ということに驚いた。こちらの善意が相手にとっての善意とは限らない。相手の状況を知ることが重要だと知った。あと、「相手の気持ちを重くしないこともボランティアの一つ」という言葉が気に入った。2017/03/29

らんらん

0
ボランティアはいいものだと思っていたが、あまりにやりすぎると逆に相手にとって良くない結果になってしまうことを学んだ。フェアトレードのチョコなどから少しずつ始めたい。2022/05/07

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