河出文庫<br> 生きるための哲学

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河出文庫
生きるための哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309414881
  • NDC分類 104
  • Cコード C0195

出版社内容情報

学問としての哲学ではなく、現実の苦難を生き抜くための哲学を、著者自身の豊富な臨床経験を通して描き出した名著を、ついに文庫化!

岡田 尊司[オカダ タカシ]
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。京都大学大学院医学研究科修了。長年京都医療少年院に勤務した後、2013年に岡田クリニック開業。現在、同病院院長。

内容説明

生きるための哲学など必要ない人は幸福である。だが、今「生きづらさ」を抱える人が増えている。人生の危機に直面したとき我々に必要なのは、学問としての哲学ではなく現実の苦難を生き抜くための哲学だ。言葉だけの哲学に用はない。精神科医が豊富な臨床経験を基に綴る、絶望を希望に変えた人々の物語。生きる意味と勇気が湧き上がる名著をついに文庫化!

目次

第1章 親と折り合いが悪い人に
第2章 自己否定や罪悪感に悩む人に
第3章 自分らしく生きられない人に
第4章 「絆」に縛られている人に
第5章 自分が何者かわからない人に
第6章 絶望を希望に変える哲学
第7章 生きる意味を求めて

著者等紹介

岡田尊司[オカダタカシ]
1960年、香川県生まれ。精神科医、作家。山形大学客員教授。東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒、同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事するとともに、京都医療少年院、京都府立洛南病院に勤務。2013年から岡田クリニック院長(大阪府枚方市)。大阪心理教育センター顧問。パーソナリティ障害、発達障害治療の最前線に立ち、臨床医として現代人の心の問題に向き合い続けている。2016年、作田明賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

48
2016年刊。精神科医が「切実に、ぎりぎりの生存を支えるための哲学」を目指して書いた本。哲学者や作家、著者の患者たちが苦しみの中でどう生き延びたのか、そこから何を学べるか考察する。親との不幸な関係や、自分の理不尽な衝動など、様々な試練のその果てに光明が見つかる事もある。以下は自分用のメモ。●「ねばならない」の思考に囚われないためには、視点を切り替える事 ●身の丈サイズの自分にたどり着くには、自分の意志と力で現実に飛びこんでいくしかない。危険が伴うとしても ●喜びは、自分が求めるからこそ喜びとなる。2023/04/26

ホシ

19
実に直截的で、胡散臭いタイトルだ。しかし、本書は著者自らが言うように、市井に溢れる「こうしたら幸せになれるよ」的なプラグマティズムの本ではない。辛く苦しみに満ちた(ように見える)人生を如何に生きるのか?なぜ生きるのか?多くの著名人・一般人の実例を挙げ、読者自身に哲学することを促す、そんな本だ。ある人が数十年かけて見出した”生きる意味の哲学”は、別のある人にとってはくだらないものかもしれない。しかし、それで良いのだ。どんな哲学であれ”ああ、私はこうして生きる意味があった”と実感する事こそ私たちの責任だから。2018/03/01

Yuzu

8
精神科医が書いた臨床の実例・過去の哲学者の生き様・考え方などを紹介していく本。悩みを抱えた人には一助になれると思うのでぜひ読んでほしい。 ニヒリズムは無意味さを主体的な選択の自由に前向きに転換できる考え方である。 理不尽で大きな試練を乗り越えられる人の違いは,運命の受容と感謝の心である。それが無い人は,目先の損得に目を奪われ不満ばかりを感じてしまう。その些細な不満を転嫁・攻撃を加える。それが不幸の連鎖につながっていく。感謝の気持ちを持てるかどうかは,つまるところ自己の有限性を肯定できるかということ。など他2016/11/24

PANDAMON

7
生き辛さを感じている人にはぜひ読んでほしい。生きるためのヒントが詰まっている。ぼくは「何でそんなに考えるの?」とよく尋ねられる。「難しく考えすぎ」ともよく言われる。いつも「好きだから」「必要だから」と答えていたが、その答えがはっきりと分かった。ぼくが哲学する理由はたったひとつ。紛れもなく生きるためだ。新しい考え方を学ぶというよりも、共感が強く、自分の生き方を強化する力がこの本にはあった。2018/03/31

SGM

6
★★★有名人や筆者が臨床で診た人などのエピソードを紹介しつつ、いかに生きていけばいいのかというヒントを紹介している。はじめにに言及されているように、本書は生き方を指南するようなものではない。例えていえば周りを黒く塗りつぶしていくことで、そこになんらかの形を浮かび上がらせているような感じ。よって、そこに浮かび上がってきたものをどのように解釈するかは読者に委ねられている。個人的にはいろいろ示唆深い考えさせられる内容が多々あり、何度か読み返したい本である。2019/06/12

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