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河出文庫
激闘駆逐艦隊―萩風・凉月の奮戦記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309414652
  • NDC分類 391.27
  • Cコード C0195

出版社内容情報

太平洋戦争南方海上での、艦隊護衛、輸送の奮闘記。凉月では、砲術長として、大和海上特攻にも参加、貴重な戦いの記録。

倉橋 友二郎[クラハシ トモジロウ]

内容説明

太平洋戦争における南方戦線では、魚雷戦に備えて猛訓練を重ねた駆逐艦たちは、艦隊や輸送船の護衛、孤島への人員・物資の輸送を中心に奮戦した。萩風・凉月両艦の砲術長として駆逐艦隊戦闘の最前線で奮闘、大和海上特攻にも参加、生還した軍人が、その悪戦苦闘ぶりを刻明に伴いた、戦闘現場の“帝国海軍の最後”。

目次

1 運命のミッドウェー作戦
2 連勝のインド洋作戦
3 悲劇のガダルカナル作戦
4 比島沖海戦
5 海上特攻―大和の出撃
6 死の後進行

著者等紹介

倉橋友二郎[クラハシトモジロウ]
1916年、神奈川県生まれ。元海軍軍人。海軍兵学校卒業後、八雲、摩耶、大井に乗り組む。昭和16年、駆逐艦萩風砲術長。19年、凉月砲術長。大和海上特攻に参加後、西海空基地防空隊長に転じ終戦。海軍少佐。戦後は、日本生産性本部経営指導部長、防衛大学校講師(意思決定論、情報管理論)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

20
91続いても駆逐艦です。筆者は「萩風」「涼月」の砲術長を務めミッドウェーでは空母「赤城」「加賀」「蒼龍」の最後を見守り一木支隊を運び、更に被雷して艦首を失い沖縄特攻では戦艦「大和」の最後を見て乗組員を救助し艦首に被爆した為に後進で命からがら帰還するという数々の激戦や困難に耐え生き延びた。次々と戦友や親友と僚艦を失っていき日本のおかれた状態と何でも屋として海を駆けずり回っていた駆逐艦の厳しい状況が伝わってきました。2020/07/05

零水亭

14
(航空戦史シリーズ版で読みました)若松港の「軍艦防波堤」見に行きたいです(実際には「補助艦三隻による防波堤」ですが、細かいツッコミは野暮ですね)。

ライクロフト

3
萩風がメインの戦記物って珍しいな、と購入。前半は萩風、後半は涼月のお話(著者は砲術長)。開戦から菊水作戦まで。四駆ファン必携。当初は有賀大佐が四駆司令だったんだと初めて知った。そして運命のコロンバンガラ島、ベラ湾夜戦。そりゃ、夜はまだ怖い、となるよね。瀕死の体で帰還した涼月の有名なエピソードももちろん収録。やはり涙なしには読めなかった。2016/07/11

ocean

2
駆逐艦萩風、涼月の砲術長だった著者の記録。著者は戦友たちの名簿はすべて焼けてしまったというが、文中に出てくる戦友の名前やその死にざまが事細かに描かれているところを見るに、頭から離れたことなど片時もなかっただろうことがうかがえる2017/05/17

artillery203

2
最後が痺れる。大和特攻に際して、特攻に参加したものは行方不明扱いで捜索救助なし。米軍は、ミッドウェーに置いて、日本軍のど真ん中に落下したパイロットを救助、コロンバンガラ島でも、日本軍の勢力圏で沈没した乗員を救出…。日本人としてとても背筋の冷える話だ。今、現在を省みてどうか。考えなければならない。2017/01/07

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