河出文庫<br> ビリジアン

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河出文庫
ビリジアン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309414645
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

十歳から十九歳の日々を自由に時を往き来しながら描く、不思議な魅力に満ちた、芥川賞作家の代表作。有栖川有栖氏、柴田元幸氏絶賛!

柴崎 友香[シバサキ トモカ]
1973年、大阪府生まれ。行定勳監督によって映画化された『きょうのできごと』で2000年にデビュー。『寝ても覚めても』で第32回野間文芸新人賞、『春の庭』で第151回芥川賞を受賞。その他著書に『青空感傷ツアー』『ショートカット』『その街の今は』などがある。

内容説明

突然空が黄色くなった十一歳の日、爆竹を鳴らし続ける十四歳の日、街に現れるロックスターと会話する十九歳の日…。自由に時を往き来しながら鮮烈に描く、十歳から十九歳の日々の鋭く熱い記憶、痛みと憧れ。読むと世界が鮮やかに見えてくる、小説の可能性と不思議な魅力に満ちた芥川賞作家の傑作。読者の根強い支持を受け待望の文庫化。

著者等紹介

柴崎友香[シバサキトモカ]
1973年、大阪府生まれ。2000年、『きょうのできごと』で作家デビュー。同作は行定勲監督によって映画化。『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、『春の庭』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アマニョッキ

61
読み終えてひとつ、ため息。素晴らしい。小説ってこんなに自由でいいんだ。いろんな時代の自分がタイムマシンに乗って、過去や未来のなんでもない自分を覗きに行ってる感覚。そこには関西弁を喋るジャニスやルーリードやマーサ・プリンプトンや見知らぬおっさんがいて、夢現わからずのまま物語がすすむ。記憶のコマ送り、それが人生ならば切り取ってみることも可能。ラストの一章、そうきましたか。やられた!オシャレ!ぬーっ!てなります。意味わからんレビューですが、もっとたくさんの方に読んでほしい挑戦的作品です。2017/10/10

翔亀

48
この作家は「寝ても覚めても」の一瞬の断面を切り取る視覚の鮮やかさと、その視覚が空間と時間を自在に駆けめぐり交錯する<技法>に驚嘆したものだが、通俗的ストーリーとそぐわない憾みがあった。今年になりようやく文庫化(原著は2011)された本書は、その<技法>にふさわしい内容を得た、と思う。語り手の山田解の十代の回想なのだが、小学校時代と中学時代と高校時代の断片(20の連作短編だが、それぞれがさらに断片化されている)が一貫したストーリーなく順不同で並べられるのである。それが何故、読ませるかというと、誰もが経験し↓2016/11/29

44
面白かったです。読みやすくてするする読めますが、ふわふわ読んでいるとハッとする表現や言葉もあり、好きでした。外国のアーティストや俳優さんたちが現れて関西弁を話したりと、不思議なところもありました。ちょっと不思議ですが、なんてことのない十代の日々が、色鮮やかに感じられました。気の抜け方もちょうど良くて好き。主人公が攻撃対象にされている描写がよくわかりませんでしたが。少数派でも穏やかに生きたいです。2016/09/28

とりあえず…

37
10代の頃の記憶。ほとんどのことはどんどん忘れ去っていくけど、ひどく鮮やかに残っている記憶もあれば、何故か少し変化しているような記憶もあったりする。大人達は判を押したように「楽しい時期だね」と言い、何が楽しいのかさっぱりわからなかったのに、やっぱり今思うと間違いなく楽しい時期。そんな10代のグルグルまわる感じが非常に本物っぽく描かれていて、ゆ~っくり読んでしまいました。これは急いで読む本じゃありませんよね。2016/09/24

サンタマリア

30
10代の眩しかったり燻んでいたりしていた時代の回想録。輪郭は曖昧でいやに細部は細やか。そんな記憶を漂うことの楽しさよ。2023/05/24

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