出版社内容情報
日本人は何を恐れ、その恐怖といかに付き合ってきたのか?!しきたりや年中行事、わらべ唄や昔話…風習に秘められた謎を解き明かす!千葉 公慈[チバ コウジ]
1964年、千葉県生まれ。駒澤大学大学院人文科学研究科博士後期課程を満期退学。現在、駒沢女子大学人文学部日本文化学科教授。曹洞宗富士山宝林寺住職。著書に『知れば恐ろしい日本人の風習』(小社刊)など。
内容説明
なぜ、夜に爪を切ると「親の死に目にあえない」と言われるのか?「孟蘭盆会(お盆)」の起源は地獄での“逆さ吊り”の刑にあった―日本のしきたりや年中行事、わらべ唄の昔話には、どこか不気味なものや、ルーツに恐ろしい逸話が隠されているものが多い。それはいったいなぜなのか。風習に潜む恐怖の謎解きをしながら日本人のメンタリティを読み解く。
目次
1章 奇妙で不可思議な「しきたり・タブー」の謎を解く―たとえば「葬式には黒装束で参加する」わけとは(葬式には「黒装束」で参列する―仕者が白装束なのに、参列者は“黒一色”という謎;友引の日には葬儀を避ける―やはり「親しい友達を、あの世に引っ張っていく」からか ほか)
2章 身近な「年中行事」に秘められたミステリーとは―たとえば「お彼岸」は、怨霊を鎮めるために始まった(獅子舞―恐ろしい獅子頭は、何を意味しているか;七草粥―厄災を恐れ、一年の無事を祈る大事な日だった ほか)
3章 「子どもの遊び・わらべ唄」のルーツをたどって見えた恐怖―たとえば「かごめかごめ」は、屋外式こっくりさんか(えんがちょ―なぜ、私たちはあの「しぐさ」をするのか;指切りげんまん―もとは互いの命をかけた約束だった ほか)
4章 本当に恐ろしい「昔話」はいかに編まれたか―たとえば、人魚伝説と「浦島太郎」に共通するタブーとは(かちかち山―本来のストーリーに隠された恐怖;八百比丘尼伝説―人魚伝説と「浦島太郎」に共通するタブーとは ほか)
著者等紹介
千葉公慈[チバコウジ]
1964年、千葉県市原市生まれ。駒澤大学大学院人文科学研究科博士後期課程を満期退学。2011年より駒沢女子大学人文学部日本文化学科教授。曹洞宗冨士山宝林寺第24世住職。日本文化全般に造詣が深く、広い視野で古来の風習やしきたりと現代日本人の暮らし方・生き方を考察するなかで、本書の執筆に至る。近年はテレビ、雑誌、講演等で仏教の教えやそれをベースにした生き方を説く機会が増え、好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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