出版社内容情報
戦慄の国家プロジェクトに巻き込まれる子供たちを、命がけで守ろうとする監視員の感動の物語。ホラー短編「魔子」も文庫初収録。
【著者紹介】
1981年東京都生まれ。2001年デビュー作『リアル鬼ごっこ』が若者を中心に圧倒的な支持を得ると、立て続けにヒット作を発表し地歩を固める。その他『パズル』『親指さがし』『その時までサヨナラ』等がある。
内容説明
増加する若年層の自殺を防ごうと、政府による戦慄のプロジェクトが始まった。心理データ取得のためにあえて自殺に追い込まれる子供たちを、監視員の洋平は救うことができるのか。感動のラストに多くの読者が涙した、初期の名作大幅改稿版。ホラー短篇「魔子」も併録。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年、デビュー作『リアル鬼ごっこ』が若者を中心に圧倒的な支持を得ると、ヒット作を立て続けに発表し地歩を固める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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(*>∀<)ノ))★
13
先が気になり一気読みでした。スイッチを押すと心停止…果たして監視員の洋平は彼等を救えるのか?最後は思いもしない結末…短編【魔子】も面白かった。2016/07/06
たけ
8
山田さんの作品は、数年前に読んだ「リアル鬼ごっこ」と、これが2冊目。 ストーリーも面白いし、展開もスピーディで一気に読めるのですが・・・・ 読んだ後の充実感が、あんまりないんですよね(^^;)2016/04/06
友梨奈
5
読み終わったー!めっちゃ一気読みした☺️ 全体的に悲しかった。誰も救われる人がいなくて…?結末は何となく途中で悟ったけど、それでも悲しかった。こんな世界は来て欲しくないと思った。2019/01/22
みやこ
5
政府の実験。めちゃくちゃやがな!と思いつつ、さすが設定が面白いなー2016/12/12
ヨシキ
3
読みやすい文体で一気に読みました。ラストは予想通りといった最後でしたが、独特の世界観と文体で引き込まれて読むことができました。この作家さんの本は決して好みの本ではないのですが、面白いですね。ただやっぱり救われないのはモヤモヤが残ります。2024/07/24