出版社内容情報
昭和20年4月鈴木貫太郎内閣発足。それは8・15に至る激動の4か月の始まりだった――。内閣書記官長が克明に綴る終戦の舞台裏。
【著者紹介】
1902‐77。二・二六事件当時の岡田内閣の首相秘書官、日本の終戦を決めた鈴木内閣の内閣書記官長を務める。公職追放の後、衆議院議員、転じて参議院議員になり、池田内閣の経済企画庁長官、郵政大臣を歴任。
内容説明
昭和二十年四月、鈴木貫太郎内閣が発足。それは終戦に至る激動の日々の始まりだった―。対ソ和平工作、徹底抗戦派の反発、ポツダム宣言受諾、終戦の詔勅草案作成、近衛兵クーデターと玉音盤争奪事件…時の内閣書記官長が天皇、閣僚、軍人、官僚らの動向を克明に記した、終戦史の一級資料。
目次
第1章 踏み出した終戦への第一歩(陛下終戦の意図を表明される;国力の調査を命じた鈴木首相 ほか)
第2章 鈴木終戦内閣ついに成立(内閣を投げ出した小磯国昭大将;鈴木貫太郎固辞して受けず ほか)
第3章 陸海軍首脳と議会への対策(不仲の陸海軍をまとめる;体験談で説得に乗り出した首相 ほか)
第4章 日本を取巻く内外の情勢(最後の決戦を挑んだ連合艦隊;沖縄守備軍ついに全滅す ほか)
第5章 興亡を賭けた八日間(原子爆弾広島市に投下される;太田文相総辞職論を持ち出す ほか)
第6章 最後の御前会議(みんなが泣いた陛下のおことば;堪えがたきを耐えよう ほか)
第7章 ついに実現した終戦(公式の終戦は八月十四日午後十一時;機関銃の音で起こされる ほか)
著者等紹介
迫水久常[サコミズヒサツネ]
1902‐77年。東京生まれ。東京帝国大学法学部卒。大蔵省入省後、二・二六事件当時の岡田内閣の首相秘書官、日本の終戦を決めた鈴木内閣の内閣書記官長を務める。戦後は公職追放のあと衆議院議員、転じて参議院議員(全国区)となり、池田内閣の経済企画庁長官、郵政大臣を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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