河出文庫<br> 巴里ひとりある記

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河出文庫
巴里ひとりある記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413761
  • NDC分類 293.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

1951年、27歳、高峰秀子はパリに旅立った。女優から解放されひとり暮らし、自己を見つめる、随筆家誕生の第一作を初文庫化。

【著者紹介】
1924年生まれ。日本を代表する名女優であり、歌手、エッセイスト。著書に『私の渡世日記』など。

内容説明

一九五一年六月、「カルメン故郷に帰る」成功の中、高峰は単身パリへ。女優としての絶頂期に、なぜすべてを捨て、遠い異国の地へ?誰にも「デコちゃん」と呼ばれず、自由に街を歩き、買い物をする、生まれて初めての普通の生活。本当の“高峰秀子”が完成した貴重な半年間の記録。初エッセイを初の文庫化。

目次

出発
ブラッセルまで
パリについた日
マドモワゼル・ソレイユ
パリのチャーチル会
パリ祭
アッシィの教会
セーヌ河のシャンソン
パリの素顔
蚤と裸と名画
マロン・ショウとすみれの季節
アメリカかけある記
徳川夢声さんとの対談

著者等紹介

高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924年生まれ。女優、エッセイスト。五歳の時、松竹映画「母」で子役デビュー。以降、「カルメン故郷に帰る」「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など、300本を超える映画に出演。『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など著書多数。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ごへいもち

26
単独で読んだら若い女優のなんてことない浮ついた感さえあるエッセイだけど「私の渡世日記」を読んだので当時どれだけ重圧に息苦しさを感じていたのかわかるから巴里で一人暮らしできて本当に良かったねと思う。2020/03/26

さすらいのアリクイ

12
女優・高峰秀子が1951年から52年にかけてパリなど海外で7ヶ月過ごしたことが書かれた本。この頃高峰さんはすでに映画界で大スターだったはずですが、日本での暮らしよりパリなどでの未知の世界での暮らしを選択したことに何かあったんだろうなと。そのあたりのことには触れられていませんが。パリでの買い物、タクシーの運転の荒さやパリに住む人の生活についての観察、貪欲にパリの人たちに触れあう高峰さんの姿勢など、書かれている内容にアグレッシブなものを感じる。現実を変え、人生を磨くための移住的な旅だったのかもと僕は思います。2019/08/16

kogufuji

3
ただのひとりの女性としてのパリの日常が生き生きと輝いている。寂しさもただの女性としての実感になる。楽しそうだな、満たされてるのかな、と思うときに同時に日本ではそうではなかったのかなとも思う。2021/06/16

さく

3
文章はときどき稚拙なのだけど、当時ブログやSNSがあったらこんな感じだったろう。気負うことなく読める。 それに、油断していると時にぐっとくる視線もあって、惹きこまれてしまう。グレーのワンピースに、レモンやサクランボのブローチをつけるなんて小粋じゃないですか。 高峰秀子が、「高峰秀子」という檻から解き放たれて、ぶらぶらとひとり歩く。その貴重な瞬間が詰め込んである。2018/06/16

フランキー

2
女優の高峰秀子さんが1951年にフランス、アメリカを一人旅した話。半年間をフランスで過ごしているので大半はフランスの話。昔の女優らしい語り口がかなり面白かった。今も昔もフランス人とアメリカ人、そして日本人の印象は大して変わらないんだなーと思ったりした。 27歳、突然を家を売っ払って旅にでた、その行動力は凄い。その背後には女優してでなく、一人間としての感覚を取り戻したいというのがあったようだ。2019/10/20

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