出版社内容情報
学生にも社会人にも効果テキメン! バカをこじらせないための秘訣を伝授。カタいアタマをときほぐす、やわらか思考問題付き。
【著者紹介】
1960年、東京都生まれ。サイエンス作家。科学評論、エッセイ、講演などを幅広くこなす。NHK「サイエンスZERO」ナビゲーターなどテレビでも活躍。著書多数。
内容説明
かたいアタマはバカの友。バカがいるのではない、バカはこうして作られるのだ!テレビでもおなじみの人気サイエンス作家が、バカをこじらせないための思考法をやさしく伝授。学生にも社会人にも効く、やわらか思考問題付き。
目次
第1章 バカはこうして作られる(漢字が読めない子を教える;「うちの子はバカだから」 ほか)
第2章 よくよく考えるとバカにできない(2x-x=2で何が悪い?;なぜ割り算が先? ほか)
第3章 かたいアタマやわらかいアタマ(困った大学教授;フィードバックがないと、人はバカになる ほか)
第4章 バカをこじらせない、たったひとつの方法(バカにはたいてい目標がない;言葉にすると行動が変わる ほか)
著者等紹介
竹内薫[タケウチカオル]
1960年、東京都生まれ。サイエンス作家。理学博士。科学評論、エッセイ、講演などを幅広くこなす。NHK「サイエンスZERO」ナビゲーターなどテレビでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.チャーリー
71
著者の竹内薫さんは、「バカは作られる」と言っています。身近な人からバカだと言われ続けるなどして、自分はバカなんだなと思い込んでしまう。本当に周囲の影響は大きいんですね。この競争社会は他人をバカにする環境になっていると考えれば、バカにされる前に避けたり、すでにバカにされていても、その状態から脱出したりしたいですよね。そのための方法が紹介されていています。文章は、竹内さんから直に話を聴いているような語り口調で、親しみのもてる気軽に読める内容です。2018/02/20
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
66
「〜らしいですよ」ツイッターなんかによくある。伝聞情報を自分で裏を取らずにそのまま伝えるのはバカな証拠。「書いてあることが正しいとは限らない」偏った情報によって書かれた書籍やネット情報も多数存在する。なんでも疑えという訳ではないが、そのまま信じるのはバカ。「多様性が無くなるとバカになる」一億総◯◯なんていう多様性の喪失こそが危険な状態。いかなる集団でも多様性を失うとバカになる。これは肝に命じたい。バカをこじらせない唯一の方法は、目標を設定して、それに向かって行動すること。柔らかい頭を持ちたいね。★★★2016/04/18
紫羊
42
書店で見かけてタイトルに惹かれて手に取った本です。いろいろ肩の荷が下りて気持ちが弛んでいたタイミングということもあり、愉快な読書となりました。著者の経験も踏まえた「バカをこじらせないための生き方」指南は説得力がありました。ぜひ多くの若い人に読んでもらいたいです。2016/12/31
TANGO
42
タイトルに思い当たる節があるので、読んでみた。14歳の世渡り術からの文庫化。「バカは作られる」という事実。他人のレッテルに縛られて身動きできなくなる前に、「バカにされない」「バカにならない」ために、目標を設定して、根気よく続けることの大切さ。フィードバックの重要さは、まさに今感じていることだった。あと、苦手意識は間違った勉強法にあって、能力の有無じゃない、っていうのを最近別のところでも耳にしたので、ちょっと前向きになれそう。2015/05/28
おいしゃん
28
色々な方向から、「賢さとは何か」を諭す本。もちろん、即効性のバカの治し方はさすがに書いていない。というか、書いてあったのかもしれないが、バカなので気づかずに読了。2024/08/18