出版社内容情報
オカッパ頭で男役もこなした将来の名優は、何を思い役者人生を送ったか。傑作「浮雲」に到る、心の内を綴る半生記。
【著者紹介】
1924年生まれ。日本を代表する名女優であり、歌手、エッセイスト。著書に『私の渡世日記』など。
内容説明
生い立ちの記、出演作の秘話、映画作りを支える縁の下の力持ち「裏方さん」たちへの愛情と感謝、人物論、小豆島ロケの思い出、そして一大転機となった結婚…。その鋭い観察眼と独自の分析力で、自身の半生を綴った、結婚後はじめての随筆。エッセイスト高峰秀子の誕生を告げる初期の傑作。初の文庫化。
目次
私の顔
私の歴史
縁の下の人たち
私はこんな人に支えられて仕事をしている
雑記帳から
「二十四の瞳」小豆島ロケ先にて
平凡で、誠実で、ありのままで
私の見た内側の人物論(外側は書けないから)
小さいコトやんのこと
結婚まで
著者等紹介
高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924年生まれ。女優、エッセイスト。五歳の時、松竹映画「母」で子役デビュー。以降、「カルメン故郷に帰る」「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など、300本を超える映画に出演。『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など著書多数。夫は脚本家で映画監督の松山善三。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえだ
2
新文芸座で、「二十四の瞳」を観て、読みたくなり、買い求めた。泣いてばかりの小石先生。2024/01/02
kuu
1
昔の女優さんは、プライベートもなくて大変。でも、バランスの取り方が上手いのか?ひらきなおりなのか?挙式の日のマスコミの描写には辟易。それにしてもウェディングドレス、お綺麗だわ。2024/02/05
ぴちゃん
1
大好きな高峰秀子さんのエッセイ。 ついデコちゃんと呼びたくなる愛嬌がかわいい。 今作は演技や仕事について語られているパートがあった。養子をもらうかどうか等時代を感じる。 人物論のところは意外と辛口でさっぱりしていておもしろい。この時はまだ養母との確執は書かれていない。波瀾万丈の人生を送っているイメージのデコちゃんだけれど、今作は割と明るい感じだった。2023/03/04