出版社内容情報
16歳のマリが挑む現代の「東京裁判」とは? 少女の目から『戦後』に迫り、読書界の話題を独占。 “文学史的事件”と呼ばれた名作
【著者紹介】
人間の知覚の限界に迫る『ミューズ』で野間新人賞、『東京プリズン』では、少女の目で「戦後」を問い、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞。小説の他に、『愛と暴力の戦後とその後』『モテたい理由』など評論作品も話題。
内容説明
日本の学校になじめずアメリカの高校に留学したマリ。だが今度は文化の違いに悩まされ、落ちこぼれる。そんなマリに、進級をかけたディベートが課される。それは日本人を代表して「天皇の戦争責任」について弁明するというものだった。16歳の少女がたった一人で挑んだ現代の「東京裁判」を描き、今なお続く日本の「戦後」に迫る、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部文学賞受賞作!
著者等紹介
赤坂真理[アカサカマリ]
1964年東京都生まれ。2012年、少女の目で「戦後」を問う長篇『東京プリズン』で、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部文学賞を受賞。1997年『蝶の皮膚の下』でデビュー以来、人間の知覚の限界に迫り常に注目を集める。映画化された「ヴァイブレータ」、野間文芸新人賞受賞作「ミューズ」などの小説作品以外に、『愛と暴力の戦後とその後』など評論作品も話題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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