河出文庫<br> 皇帝銃殺―ハプスブルクの悲劇 メキシコ皇帝マクシミリアン一世伝

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河出文庫
皇帝銃殺―ハプスブルクの悲劇 メキシコ皇帝マクシミリアン一世伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309412726
  • NDC分類 288.495
  • Cコード C0123

出版社内容情報

皇帝として君臨する兄への野心は、やがて自らの運命をも狂わせていく。ハプスブルクの悲劇をスリリングに描いた傑作評伝。

【著者紹介】
1948年生まれ。明治大学理工学部教授。専攻はドイツ・オーストリア文化史。著書に『戦うハプスブルク家』『神聖ローマ帝国』『図説神聖ローマ帝国』『検閲帝国ハプスブルク』など多数。

内容説明

生まれてくるのが、もう少し早ければ―。ハプスブルクの皇帝として君臨する兄への羨望と嫉妬。帝国の次男として生まれたマクシミリアンは、手が届きそうで届かない、その栄光に、ひたすら野心を燻らせていく。その焔は兄弟の仲を引き裂き、やがて自らの運命をも狂わせる。ハプスブルク黄昏期の悲劇をスリリングに描いた、傑作評伝。

目次

第1部 ハプスブルク家の異端児(マックス誕生前史;兄ヨーゼフ、皇帝となる;滾る野心;海軍司令官マックス;妻シャルロッテ;総督就任、そして解任;悪魔の囁き;帝冠受諾)
第2部 ケレタロに墜つ(メキシコ・シティ到着;崇高な使命;幻のマックス王朝;最後のあがき;シャルロッテの手紙;死への旅路;ケレタロの悲劇;皇帝銃殺)

著者等紹介

菊池良生[キクチヨシオ]
1948年生まれ。明治大学理工学部教授。専攻はドイツ・オーストリア文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizi

3
元がわりと古い本なので、妙な繰り返しがあったりと引っかかるが、いつもの講談調なので、気持ちよく読める。著者の「貴賤百態大公戯」に通じる本。 2025/02/26

穀雨

3
オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの弟であるフェルディナント・マクシミリアンの評伝。フランスのナポレオン3世らからメキシコの皇帝にまつりあげられ、希望を胸に新天地に渡るものの、現地政権とのうち続く内戦の末に処刑されるという数奇な人生が、著者一流の講談調で描かれている。このメキシコ帝国については高校の教科書でもごく簡単に触れられているだけで、いまいちその背景などがつかみづらかったので、そのあたりをじっくりと解説してくれる本書のような存在は貴重だと思った。2018/02/03

Takashi Arai

1
これもまったく面白くなかった。このところ連続で中途挫折。これは歴史小説というスタイルだが、たんに歴史の出来事を羅列するだけで、そこには物語的な構成がないので面白くないのだ。読み進める気持ちにならない。残念! 2014/07/19

かずさん

0
このような時代の小説はあまりないので貴重なのだが、少し読みづらい。2014/07/27

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