内容説明
著者の愛する古びたものをめぐりながら、旅や家族の記憶に分け入った、心に染みるエッセイと美しい写真で魅せる『ちょっと古びたものが好き』。柴又、中目黒など都内の楽しい週末“ゆる旅”案内を綴ったエッセイ集『週末ゆる散歩』。人気の二冊を一冊に収録。
目次
ちょっと古びたものが好き(時を経た気配のもの;私の来た場所、行くところ)
週末ゆる散歩(はきなれた靴で;足の向くまま、気の向くまま)
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年鎌倉生まれ。エッセイスト。東京大学教養学部を卒業。会社勤務を経て、中国北京に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みっこ
36
表題と装丁に惹かれて図書館で借りたのに、週末旅をテーマにした後半はあまりしっくりこず、読み飛ばしてしまいました。前半は焼き物に関するエピソードあれこれ。最近俄然うつわに興味が出始め、食器屋さんや骨董屋さんを覗いてしまいます。写真がとても美しく、うっとり。特にノリタケチャイナのカップと、旅先で購入したというおひつ!欲しくなってしまいました…。でも岸本さんのような収集をするには経済力が必要で。。真似するのはなかなか難しいのが残念。2015/05/06
ぶんこ
33
断捨離の極意は「私の一番が現れるまでは妥協しない」だそうですが、見事に「私の一番」を見つけるまで買わないで探す根性は立派。急須(土瓶)の佇まいが素敵で、欲しくなってしまいました。お櫃も素敵。表題の旅の部分より前半の古びたもののエッセイが良かったです。2018/02/20
きょう
9
本当に欲しい物を探す岸本さんはこんな風ですね~お変わりなかったと安心♪ お散歩感覚のなごみ旅もひかれます。好きな町の好きなお店には、和む物がある。先に読んだ本と同じ時期のこととは思えません。もうしばらく、岸本さんについていってみよう。うちも2年探して急須を手に入れたところです。2020/03/02
バーベナ
5
古びたものが好き。という岸本さん。あまりアンティークには興味がわかないのだけれど、物が古びるに至るまでの、物語をも愛せる人に、持つ資格がある物なのでしょうね。お部屋の写真、解説付きでみてみたいなぁ。2013/11/20
まひろん
1
再読なのに何一つ覚えておらず新鮮な気持ちで読了。2025/07/05