河出文庫<br> サマーレスキュー―天空の診療所

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河出文庫
サマーレスキュー―天空の診療所

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309411583
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

北アルプスに夏の間だけ開設される診療所がある。40年前、「山で亡くなる人を見たくない」とその開設に奔走した山荘の男と、その思いに応えようと山に入った医師の物語をはじめ、過酷な環境の中で「医療とは」「命とは」という問いを突きつけられて悩み、成長してゆく人々の姿を描く。

著者等紹介

秦建日子[ハタタケヒコ]
小説家・脚本家・演出家。1968年生まれ。97年より専業の作家活動。2004年、“刑事雪平夏見”シリーズ『推理小説』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shinji

83
ドラマのノベライズだったんですね。てっきり原作かと… ただ、山好きとしては心を打たれる話でした。幾度も山に登りましたが、滑落や遭難はあった事はありませんし、その場面に遭遇した事もないです。そんな私でも山に「診療所があるべきだ!」と思います。文末の臼杵氏の寄稿から、その意思が50年前に始まったて知り、山の厳しさが変わらないものだと改めて思いました。それでも山の景色は雄大で人を惹き付けてやみませんよね。また山に登り、無事に下りてきたくなる一冊でした。話では第一章が心を持っていかれる全てでした。2016/05/05

アメフトファン

40
なかなか色々なことを考えさせる本でした。 一番思ったのはお医者さんはたくさんの患者さん相手に大変であるのはわかりますが、機械的に処置するのではなく少しでも患者さんへの敬意を持って治療していただきたいということ。そういった意味ではこの本の登場人物である花村先生、倉木先生、速水先生みんなが理想の先生だなと思いました。あとがきはこの本の登場人物のモデルとなられたお医者さんが書かれておりこの本の世界が実在していることを実感させてくれました。2013/12/05

はつばあば

39
必然から偶然をもたらした「山の診療所」。「何の為に山に登るのか。そこに山があるから・・」聞いたようなセリフだが山小屋の人達の見えない苦労と山岳救助隊の真摯な救助活動に頭が下がる。最初の医師として診療所を立ち上げられた先生、そして今なお救助にあたる若き医師達。都会の病院にはない不便さに命の尊さがいやます。そんな彼らに登山者は甘えてはいけない。山を甘くみてはいけない。今現在も山ブーム。老いも若きも山へ山へと繰り出すが・・・。装備は?体調は?ガイドは?万全にしても遭難は起こる可能性があることを肝に銘じて。2015/02/14

佐島楓

34
山岳救助を行う医師の物語。登山がブームとなっている昨今、こういった方々のニーズも高まっているのだろうと思う。ただ、作中で言及されているとおり、できる限り装備をきちんとして臨むこちらの心構えも大切だと痛感した。最終的に自分を守れるのは、自分。その上で、山岳救助に携わっていらっしゃる方々にもお礼申し上げたい。2014/11/15

Pure

32
山小屋に診療所を開設するという、実話に基づくドラマのノベライズ。凄いはしょり方で、サクサクと話は進む。しかしポイントは外さないので、重さや緊迫感は伝わってきます。さすがです。最低限の治療を保障できるという存在意義と最低限の治療しかできないというもどかしさがせめぎ会う山小屋の診療所。学生活動と医師のボランティアにより支えられている事実を初めて知りました。関係者の努力に頭が下がります。命を救うことに関し責任の一端を担うって重いです。だからこそ価値も大きいです。この診療所の開設は素晴らしい成果なのだと思います。2016/05/14

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