内容説明
ロンドン在住40年、フォトジャーナリストとして、在英日本人向けに新聞を発行してきた著者による街歩きエッセイ。在住者ならではの行きつけの店や、散策スポットなど、他のガイドブックには載っていない名所も紹介。70点余の写真も交えながら、歴史豊かで大人の雰囲気を楽しめるロンドンガイド。
目次
ロンドン中心部(テムズ川の北と南;シティーを歩いて新旧ロンドンを知る ほか)
ロンドン北部(ゲリラ的な街カムデン・タウン;静寂のカナル・ウォーク ほか)
ロンドン西部(ポッシュで庶民的なノッティング・ヒル;スマート・カジュアルなケンジントン ほか)
ロンドン南部(バンクサイドを歩く;サザックのガストロ・パブ ほか)
ロンドン東部(多様性の街ストーク・ニューイントン;ジャズや実験劇を楽しめるドーストン ほか)
著者等紹介
加藤節雄[カトウセツオ]
東京生まれ。1966年早稲田大学卒業後、英国キーストンプレス報道カメラマンを経てフリーに。1977年よりロンドン在住。日本人向け新聞を発行。在ロンドン日本クラブ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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T2y@
16
初のロンドン旅行に向けて、ガイドブックに無い情報仕入れを目的に。ロンドンの街の変化、人の変化を40年定点で見た体験談からの考察。非日本人向けで盛り上がる日本食ブームなど、レストラン・パブ情報や、公園情報に深い。期待していた、サッカー情報がほぼ皆無なのがやや残念だが、読んで見て、セントジェームズ宮殿周辺と、老舗パブのオリジナルビールがとても楽しみ。書かれたのは、ロンドン五輪直前くらいだが、本書の当時とどんな変化が待っているのか。2016/10/30
スプリント
6
ロンドンの各地区について詳しく書かれています。散歩とタイトルにあるとおり観光というよりはロンドンで暮らした経験からの街角紹介といった内容です。サイズは小さいですが写真も多いのでロンドンを訪れたことがなくてもイメージが湧きやすくなっています。2014/09/20
ワッピー
4
観光ムックを想定するとだいぶ外れますが、ロンドンの各エリアの歴史を知りたかったワッピーにはすごく役に立ちました。もう一度詳細な地図と一緒に、じっくり読もうと思います。2012/09/30
風が造る景色
3
旅行者のためのガイドブックにはなりにくいけど、ロンドンに住む予定のある人には それぞれの街の特徴がわかり、住みたいと考えている人にはその雰囲気が伝わる文章だと思います。 『イギリス人が散歩という時、それは街の中を歩いたり、商店街のウィンドーを覗きながら歩いたりすることではない。自然が守られた森や公園、川のほとりを観察しながら歩くというのが散歩だ。』2013/07/24
りえぞお
2
結構前に出版された本かと思ったら2年前の本でした。2014/11/23