河出文庫
信長は本当に天才だったのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309409771
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0121

内容説明

戦国の覇者、織田信長は、政治・経済・軍事の天才にして、時代の改革者であった―とされているが、はたして本当にそうだったのだろうか?史料を丹念に読み解くことで、桶狭間の戦いから本能寺の変まで、その生涯と事績を徹底的に検証し、知られざる実像を浮きぼりにする。現代人の常識をくつがえす、画期的信長論。

目次

桶狭間の戦い
美濃攻略戦
上洛戦
金が崎の退陣、姉川の戦い
三方が原の戦い
浅井・朝倉攻め
長篠の戦い
一向一揆戦
本願寺包囲戦
折檻状
武田攻め
本能寺の変
情報・諜略戦
安土城

著者等紹介

工藤健策[クドウケンサク]
横浜生まれ。明治大学卒業後、ラジオ局入社。アナウンサー、ディレクターとして、野球、ラグビー、サッカー等を取材。1989年度日本経済新聞・テレビ東京主催のビジネスストーリー大賞受賞。1992年度NHK「演芸台本コンクール」佳作入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネコ虎

15
信長は天才肌ではあったが、武将又は政治家としては天才とは言えないような気が前からしていた。工藤氏による信長天才説への疑問点は、結構説得的であった。元々信長は好きではなかったので、信長本をほとんど読んでいないから、工藤説の強引さやこじつけ(あるとすればだが)を指摘できないが、天才であってほしいという後世の歴史家や庶民が作り上げた虚像の部分がかなりあると感じた。2018/08/29

文章で飯を食う

4
逆説の日本史を読んだ後では、説得力に欠けるなー。自分の気に入らない人に対して、あげつらっているようにしか見えない。著者が批判している信長礼賛本と中身は同じでベクトルが逆なだけ。 どんなことも、無批判に受け入れてはいけないと言うメッセージは良いね。2011/08/25

takao

1
ふむ2021/02/27

0363

1
信長の通説に対して、思いのほか目的達成に時間がかかっているとこに着目しその矛盾に切り込んだ本書。着眼点はいいのだが裏づけとなる根拠があいまいで参考文献にも新発見となりそうな有力な書物が見当たらない。また、本中の随所に見られる「信長本」への毒づきが読後感を悪くしているのも残念。著者の指摘した箇所を頭に入れて「信長公記」を読んでみると新しい発見があるかもしれませんね。2010/02/25

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