河出文庫
浮世断語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309409368
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0176

出版社内容情報

明快でわかりやすく、抱腹絶倒の芸風で一世を風靡した昭和の大名人金馬。大知識人でもあった師匠の、落語に関する造詣と、その時代の世態風俗をあまさず綴った落語読み物の真打ち登場。帯推薦・立川談志。

内容説明

この随筆はひとりよがりの芸談ではない。いうならば明治大正昭和三代にわたる世相や人心の推移変遷を筆にした観察記であり、落語そのものの真の醍醐味を語った趣味論であり、得がたい風俗史の資料メモであり、言語生活録である。面白さを追求した教養人、金馬に始まり金馬に帰る、落語の名著の決定版。

目次

咄家の着物
咄家の食物
刺青の話
芝居と落語
ピン
珍芸変人
変名と渾名
落ちと当意即妙
寿限無論
符牒の語源〔ほか〕

著者等紹介

三遊亭金馬[サンユウテイキンバ]
1894年、東京本所生まれ。三代目。明快な語り口でわかりやすく、抱腹絶倒、そして何度きいてもあきない芸風で、老若男女だれからも絶大な人気を誇った落語家。昭和の大名人のひとり。頑固痛快な人柄で親しまれ、落語の普及に尽くした。1913年、三遊亭歌当名で入門。1929年、三代目金馬襲名。1934年、東宝名人会専属。1964年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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