内容説明
塚原卜伝、伊藤一刀斎、宮本武蔵、柳生十兵衛、荒木又右衛門、針ケ谷夕雲、千葉周作、桃井春蔵、岡田以蔵、近藤勇、坂本龍馬、伊庭八郎、榊原鍵吉など。戦国時代から明治初期までの、実在の剣客二〇九人。その壮絶な生涯を追い、併せて必ず語られる剣術流派までを詳細に紹介する。時代劇ファン必携の書。
目次
1 戦国期の剣客(愛洲移香斎;浅山一伝斎 ほか)
2 戦国末期より江戸初期の剣客(朝比奈円左衛門;市橋如見斎 ほか)
3 江戸中期の剣客(青山蟠竜軒;浅田九郎兵衛 ほか)
4 江戸末期の剣客(赤石郡司兵衛;秋山要助 ほか)
5 幕末・明治初期の剣客(天野八郎;有村次左衛門 ほか)
著者等紹介
杉田幸三[スギタコウゾウ]
1923年、東京生まれ。山岡荘八に師事。1978年第8回池内祥三文学奨励賞受賞。2004年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
niz001
1
なんか読みにくい。剣豪のエピソードをショートショート風にして織り込んでいるのだが、古臭い言い回しと自分の感想を混ぜこんでる所為?比較的マイナーな剣豪も含まれてるので資料に置いとくか。2011/05/22
bittersweet symphony
0
戦国時代から明治初期までの実在の剣客219人を史実優先で記述した事典。資料の信憑性の問題(史料・文献それぞれの記述がバラバラ)やフィクション/創作に利用される機会の多い立場だけに粉飾が横行している中、史実に迫らんとする意欲が感じられる内容。そういう意味では吉川英治作品などの功罪が浮き彫りになるという効用もあります。後半では幕末史の表舞台に現れる人も沢山リストアップされていますが、近世の武道や任侠とも地続きの様相が見えるものになっています。2011/03/03