内容説明
言葉は「私」を本当に伝えるか?言葉は人と人を本当につなぐか?季節を、土地を、時を巡って世を映し、心を伝える歌―。それは時代の中でどう歌われ、役割を変えてきたのか。「東京」「殺人」「心中」等、百のキーワードを挙げ、言葉痩せた今の日本に、息づく詞の再生を求めた、稀代の作詞家による渾身の集大成。
目次
春は東京にだまされる(東京;喫茶店 ほか)
夏は金魚と遊びたい(金魚;殺人 ほか)
秋は小指が痛くなる(小指;傘 ほか)
冬は心中がしたくなる(心中;かもめ ほか)
著者等紹介
阿久悠[アクユウ]
1937年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。82年『殺人狂時代ユリエ』で横溝正史賞、97年菊池寛賞、2000年『詩小説』で島清恋愛文学賞を受賞。99年には紫綬褒章を受章。07年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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