内容説明
閑静な住宅街にある自宅で、シカをさばいたり、ニワトリを卵から育てたり、ヌートリア弁当を作ったり。街でも郊外の廃村でも「自力で生きる」生活を追求し続ける登山家・服部文祥と、三人の子どもたちと共に暮らす日々を描いたイラスト盛りだくさんの家族エッセイ。面倒なことが、生きる歓び。
目次
1 登山家の妻になる(ちゃぶ台からはじまる;小さな平家に住む ほか)
2 動物の命を食べる(丘の斜面のゲタの家;サラリーマン猟師 ほか)
3 ニワトリのいる暮らし(ヒヨコがやってきた;キング、登場 ほか)
4 サバイバルは続く(犬と猫がやってきた;次男、高校をやめる ほか)
5 それからの日々(祥太郎、家を出る;積極的ニートのいる暮らし ほか)
著者等紹介
服部小雪[ハットリコユキ]
1969年生まれ。イラストレーター。女子美術大学卒(洋画専攻)。在学中はワンダーフォーゲル部に所属。雑誌「Fielder」にて連載中。本書の単行本版『はっとりさんちの狩猟な毎日』が初の著書。夫は登山家の服部文祥氏。二男一女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nao Funasoko
14
サバイバル登山家服部文祥氏の奥さまによる冒険家の家族の物語。冒険家の家族もまた冒険してるようなもんだな。 古くは椎名誠の時も思ったが、このようにして作品中に登場させられてしまう息子や娘たちはどのような思いで いるのだろうか? そちらも読みたくなってしまう。2024/08/16
やっちゃん
9
尖りすぎてる服部文祥の本に比べて、嫁さんの本はマイルドで万人向けだ。是非とも女性子供も読んでほしい。なんだかんだで旦那の無茶振りに対応しつつ子供も育てた小雪さんは神だと思っている。服部文祥がオヤジだったら面白いだろうなあ。2025/01/12
ジャスミン
4
「はっとりさんちの狩猟な毎日」は数年前に読んでいて、新たに加筆ありとのことで、こちらも楽しみに読みました。服部文祥さんはサバイバル登山家で、世界が違う人という感じがするけれど、パパであり夫でもあるんだよなと改めて。次男くんがちょっと精神的に弱ってしまうシーンがドキリとした。住宅街のニワトリのコケコッコー騒音問題とか、サバイバルな世界と現代の生活との境界線が交わるシーンにヒヤッとしたりドキドキしたり。ヌートリアを唐揚げにしたり1週間近くサバイバル登山したり、奥様もすごすぎる。また続編書いて欲しいな。2025/04/10
a.i
3
★★★服部文祥さんのエッセイを注文する際、奥様の本まで気になってしまい、結局同時に買ってしまった。面白くて、ほっこりして、刺さる一文が時々あったりもして、とても良かった。小雪さん、いろんな意味で尊敬します。2025/02/08
4545
3
「はっとりさんちの狩猟な毎日」も読んでいるが、加筆・修正されているとのことで読んでみた。加筆された近況は、なつのことが書かれていて良かった(耳が聞こえないのは良くないが)。解説が山崎ナオコーラってのが不思議。解説の内容も不思議。2024/08/16