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河出文庫
蒙古の襲来

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309408903
  • NDC分類 210.43
  • Cコード C0121

内容説明

承久の乱で地歩を固めたかにみえた鎌倉北条家だが、前将軍藤原頼経らが幕府に対して謀反、しかし五代執権時頼に京に追われた。時頼は北条専制を推し進める中、僧日蓮は他宗派を批判、国難を予言して幕府から弾圧される。しかし、時頼の子の八代執権時宗の時代、元寇という蒙古の襲来にみまわれる。傑作『蒙古来る』の背景を描く。

目次

1 京のこと鎌倉のこと(経時の執権就任と将軍の廃立;後嵯峨帝の譲位とその人物 ほか)
2 日蓮と鎌倉の諸仏教その他(日蓮の修業時代とその開宗;説法・折伏 ほか)
3 国難来(宗尊廃せらる;東亜のあらし ほか)
4 蒙古来(文永の役;亀山上皇の祈願 ほか)

著者等紹介

海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
1901年、鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後、教員生活を経て作家に。36年、『武道伝来記』『天正女合戦』で直木賞受賞。叙事詩的構成をもつ歴史ロマンや史伝的スタイルの作風を確立した。1977年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

讃壽鐵朗

3
Amazonレビュー的には星3つ

masaYoshizuka

3
海音寺潮五郎は「蒙古来たる」という作品を書いていて、その時に得た知識をこの作品でまとめているようだ。 はっきり言ってまったく面白くない。読みづらい。本題の蒙古襲来の部分は最終章に述べられているだけで、それまでは延々当時の時代背景についての記述だ。 だから面白く無いというのではなく、書き方がわかりにくい。某氏のあとがきにも「冗漫にすぎる」と書かれているぐらいですから。 鎌倉時代って、天皇家と将軍家と執権家があって、それぞれとても名前が似ている。「時」と「頼」と「政」の組み合わせの名前の人ばっかり。訳がわから2011/10/18

TheWho

2
本著は、昭和34年(1954年)に小説家による日本通史「現代人の日本史」全18巻の第9巻に収められた作品だそうだ。蒙古襲来前後の混沌とした鎌倉時代を鎌倉政権の事情や宗教、文化・芸術、経済事情、大陸の状況、また南北朝争乱に発展する朝廷混乱等を様々な分野の諸資料踏まえ、著者本人の解釈も交えて言及していく。正に小説家が書く面白い史書と思えた。著者の小説「蒙古来たる」の時代背景を詳細に知る位置づけとして読めば、より楽しめる作品でもある。2013/05/31

Toshi KYM

0
売却2017/07/26

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