内容説明
映画に貴賎はありません。ハリウッドだろうがフランスだろうが、日本にインドに中華に北欧、どこの国でもOK。アクション、恋愛、戦争モノに犯罪モノ、ジャンルも不問です。いい映画、見逃してませんか?見る価値ありの作品のみをイラストとともに紹介する、もっと映画が見たくなる究極のシネマガイド。
目次
カウチ・イン・ニューヨーク
天使の涙
卵の番人
キッズ・リターン
アパートメント
太陽と月に背いて
アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生
トレインスポッティング
フェティッシュ
ある貴婦人の肖像〔ほか〕
著者等紹介
吉野朔実[ヨシノサクミ]
1959年、大阪府生まれ。漫画家。80年、「ぶ~け」(集英社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
19
「ハリウッドだろうがフランスだろうが、日本にインドに中華に北欧、どこの国でもOK。アクション、恋愛、戦争モノに犯罪モノ、ジャンルも不問です。」と書かれているように 様々な国、ジャンルの映画が紹介されています。文庫版あとがきで「最近は映画を年間80本くらい見ます。目標は100本なんですけどなかなか行き着けません」と書いてますが、80本でも相当凄いです。色々な雑誌に掲載されたものを集めているためか、紹介の長さ、イラストの有無が結構あり、自分は序盤の方の1ページ紹介、1ページイラストという形式が好きです(続く 2018/07/08
星落秋風五丈原
17
映画通で知られる漫画家吉野 朔実が、絶対見る価値のある映画105本を厳選して紹介。超有名大作「マトリックス」から知る人ぞ知る一作「ポーラX」までエッセイ集。2001/12/16
ぐりとぐら
12
映画のレビュー本。だいたい、1990年代のミニシアター系が中心なので、「これ見たことないから、見たいな」と、思っても、DVDやBDになってなかったり、VHSにプレミア付いてたりで、"今"の映画ガイドとしては、少し敷居が高い。絵は素晴らしいし、レビューも良いせいで、見れないけど、見たい作品が増える。『天使の涙』とか、北野武作品などは、今でも見れる。ノルウェーの『卵の番人』なんかは、都内でVHSレンタルできるかできないかという感じ。面白そうなのに。美味しいケーキの写真集を眺めているだけの気分。
きっち
8
およそ100本ほどの映画が紹介されている。素敵なイラストと魅力的な文章に誘われて、あの映画もこの映画も観たくなるのだが、残念なことにほとんどの作品がDVD化されてないのである。マイナーな映画は、本よりも一期一会感が強いなあ。なので、シネマガイドとしては、あまり役に立たない気もするが、著者の映画愛を強く感じさせる文章を読んでいるだけで、わたしは幸せな気分になれたので、ぜんぜんOKなのだ。映画好きは、映画に関する文章を読んでるだけで、けっこう良い気分になる。2019/09/20
zen
4
どマイナー直球なので、有名映画好きのかたにはおすすめしない。レンタル屋で必死になって探すか、ネットレンタルがおすすめ。でもまあ、いつかは見て見たい映画がたくさん…。私もマイナー結構見るけど、吉野さんには負けた…。2013/06/20