内容説明
小津文献の白眉、井戸とみち、選者考、稲生物怪録、うしおそうじ、孤食、三分間の詐欺師、自分用の百科事典、二人の娘の鶴田浩二、警視庁刑事、他小説、オシツオサレツ、カバヤ児童文庫、近世社会大驚異全史…。ありとあらゆる種類の(古)本と、(古)本にまつわるエピソード、(古)本を介してかかわった人との様々な物語。
目次
商売人の読み方
「じいさま」になりたい
井戸の水
投稿時代
成人儀礼
寒々しい食卓
神と職人の視点
兵隊はかなしきかなや
朗読者と執筆者
百年の糠みそ〔ほか〕
著者等紹介
出久根達郎[デクネタツロウ]
1944年、茨城県生まれ。作家、エッセイスト、古書店主。1992年、『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、1993年、『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
125
本に関する短めの軽いエッセイが結構収められています。私は出久根さんのこのようなエッセイが大好きでどちらかというと古本に関するマニアックなものよりかはこちらの方が好みです。この中で、「ホテルに書棚を」という話は大賛成です。置く本にもよるのでしょうが、文庫や親書を置いておけば手に取る人もいると思われます。2016/01/21
Syo
20
なかなか タメになった。2020/12/24
Syo
11
なかなか タメになった。2020/12/24
Seagull
3
本好きにはたまらないエッセイでした。読書のことから派生して、人生の含蓄まで語られているのが面白い。ますます読書が好きになりました。2013/01/05
コホン
1
某新古書店についての記述ですが、こういうところが受けているんだろう、というところが私は嫌いなので、「え、そうなの!!」とちょっとびっくり。集団就職の一環で古本屋就職もあった、という時代がなんだかうらやましいような気がする。2015/08/27




