内容説明
労働者として闘うあつよしがよりどころとしてきた組合は、もう労働者の味方ではなかった。あつよしは、あらためて故郷の大いなる川に向かう。人間の絆を問いながら、社会への鋭い批判をひそませたシリーズ完結編、『四万十川』文藝賞受賞二十年を記念してついに文庫化。書き下ろしエッセイ「四万十川から二十年」収録。
著者等紹介
笹山久三[ササヤマキュウゾウ]
1950年、高知県生まれ。高知県立中村高校西土佐分校卒。『四万十川あつよしの夏』で87年度文藝賞、89年度坪田賞を受賞。現在、郵便局勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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