内容説明
いわゆる普通の「不良」であったはずのオレはある日、高校の友人とともに“組織”の争いに巻き込まれる。どうやらオレの父親はヤクザだったのだ。敵か味方か、右手がハサミ状の化け物“ビリィ”が現れる時、すべてが“粉砕”される!?文藝賞受賞作。
著者等紹介
岡田智彦[オカダトモヒコ]
1973年、熊本県生まれ。2002年、『キッズ アー オールライト』で第39回文藝賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベック
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素晴らしい。新しい感覚。2006/12/06
ZUSHIO
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友人に薦められて、読了。 やはり、本は人に薦められたものを読むのが一番面白い。 この小説も、冒頭からぶっ飛んでいて、非常に楽しめた。 保坂和志のあとがきの通り、この小説は「何も考えずに書いた」ように見えて「小説の事を考え尽くした」人にしか書けない小説だというのには共感。 小説という芸術表現の幅を広げているのは間違いないが、余りに実験的かつぶっ飛んだ文体におそらく飲まれて、小説は続かなかったのかと(惜しい)。 wiki情報では、現在小学校教師とのこと。 小学生には、絶対にお薦めできませんね(笑)2019/09/27
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