内容説明
夭逝せる天才女性作家・樋口一葉の主要作品を現代文学の俊英たちが生き生きとした現代語訳にうつしかえたかつてない試み。「にごりえ」他=伊藤比呂美、「大つごもり」他=島田雅彦、「ゆく雲」=多和田葉子、「うつせみ」=角田光代。不滅の輝きを放ちつづける名作群。深くて広い一葉の魅力にはいりこむためにはここから。
著者等紹介
樋口一葉[ヒグチイチヨウ]
1872‐1896年。「たけくらべ」「にごりえ」などの名作をのこして、二四歳で死去
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年生まれ。著書『日本の霊異な話』他
島田雅彦[シマダマサヒコ]
1961年生まれ。著書『溺れる市民』他
多和田葉子[タワダヨウコ]
1960年生まれ。著書『エクソフォニー』他
角田光代[カクタミツヨ]
1967年生まれ。著書『太陽と毒ぐも』他
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