内容説明
「祇園精舎の鐘の声…」で始まる平家滅亡の壮大な軍記物語を『咲庵』などの傑作で知られる戦前の芥川賞作家、中山義秀の名訳でまとめた現代語訳版。下巻では、屋島を離れた平維盛の入水、屋島合戦での那須与一の活躍、壇浦合戦での清盛の妻と幼帝安徳天皇の入水などが語られる。そして、維盛の嫡男の六代御前が斬られるに至って、平家の子孫は永久に絶える…。
目次
巻の10(首渡し;内裏女房 ほか)
巻の11(逆櫓;勝浦付大坂越 ほか)
巻の12(大地震;紺掻きの沙汰 ほか)
潅頂の巻(女院出家;大原入り ほか)
著者等紹介
中山義秀[ナカヤマギシュウ]
1900‐69年。小説家。福島県生まれ。早大時代に横光利一らと知り合い、卒業後に三重県津中学の教員となってから「早稲田文学」に参加。教職を追われ妻と死別後の一三年に『厚物咲』で芥川賞受賞
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感想・レビュー
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逍遥遊
2
3-3-20250111 文体は古いけど、日本人であれば一度は読んでおきたい物語のひとつですな。平氏が滅亡したのも気の毒だな。頼朝って猜疑心のかたまり。義仲、義経の世になっていたら世の中はどうなっていたのかな?2025/01/11
meiji
1
上中下読み終わりまして、源平どちらが正義・悪というのもなく、武士というのはなかなか容赦ないなと思った次第です。2018/06/01
cymbal
0
登場人物の多さがきらびやかであり、そんな人物が次々と消えていくのがもの悲しくもある。合戦の場面はやはり心躍る。個人的には平重盛とか好きだったけれど、あっという間に退場してしまってちょっと寂しかったです。2015/09/04
Yoichi
0
ふむ。2013/10/08
Yoichi
0
ふむ。2013/10/08
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