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河出文庫
江戸っ子の身の上―綺堂随筆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309406695
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸っ子の代表の意外な出自を語った「助六の身の上話」。曾我物、忠臣蔵など、江戸に隆盛した「かたき討の芝居」のこと。明治の東京の正月の思い出。東京が様変わりした日清戦争の記憶、従軍記者として赴いた日露戦争での満洲の体験。中国の探偵小説や幽霊譚…『半七捕物帳』の作者が確かな江戸の知識のもとに語る情趣あふれる随筆選。

目次

江戸の芝居、東京の思い出(助六身の上話;かたき討の芝居 ほか)
旅すずり(仙台五色筆;山霧 ほか)
非常時夜話(四十余年前;昔の従軍記者 ほか)
怪奇探偵話(赤膏薬;支那の探偵小説 ほか)

著者等紹介

岡本綺堂[オカモトキドウ]
本名敬二。1872年、旧御家人を父として東京に生まれる。東京府中学校卒業後、東京日日新聞に入社。記者の傍ら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番長皿屋敷』等の名作を発表。定評ある江戸風俗の確かな知識は、人気を博した捕物帳の嚆矢「半七捕物帳」シリーズ、『三浦老人昔話』等の小説に遺憾なくいかされている。1939年死去
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