内容説明
「足穂の世界は滅法楽しい遊園地なので、ガス燈も点ればウォーターシュートやメリーゴーラウンドもある。古い絵草紙屋や活動写真館(…)人びとは“薄羽蜉蝣の翅に似た衣服”を着てぞろぞろと歩く」(中井英夫、巻末書下しエッセイより)―そのエッセンスをタルホ自身が精選した名品集の後半に、夢幻的な小自伝ともいえる「随筆ヰタ・マキニカリス」を併録。
目次
童話の天文学者
北極光
記憶
放熱器
飛行機の哲理
出発
似而非物語
青い箱と紅い骸骨
薄い街
リビアの月夜〔ほか〕
「足穂の世界は滅法楽しい遊園地なので、ガス燈も点ればウォーターシュートやメリーゴーラウンドもある。古い絵草紙屋や活動写真館(…)人びとは“薄羽蜉蝣の翅に似た衣服”を着てぞろぞろと歩く」(中井英夫、巻末書下しエッセイより)―そのエッセンスをタルホ自身が精選した名品集の後半に、夢幻的な小自伝ともいえる「随筆ヰタ・マキニカリス」を併録。
童話の天文学者
北極光
記憶
放熱器
飛行機の哲理
出発
似而非物語
青い箱と紅い骸骨
薄い街
リビアの月夜〔ほか〕