河出文庫<br> 情況としての画像―高度資本主義下のテレビ

  • ポイントキャンペーン

河出文庫
情況としての画像―高度資本主義下のテレビ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309404578
  • NDC分類 699.04
  • Cコード C0195

目次

テレビはどこへゆくか
スポーツ視たまま
映像の共同体
報道番組
年末と年始の祭り
エコロジー談義
視聴率はどうか
ハイビジョンをめぐって
美空ひばり
テレビCMはいま〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷柱

4
268作目。12月10日から。上司から借りた本パート2。20年以上前の作品だということに驚く。今でも似た事を述べる人がいる。テレビコンテンツの堕落、政治問題、原発問題。現在でも昔は良かったと懐古する人種はいる。テレビの影響力が衰退し、政治も不透明なまま進行し、原発だって事故を起こしたけれども、言説の内容はあまり変わらない。文句を言う人間はいつでもどこにでもいる。思い出のきれいさに現実は適わないが、我々が手に持っているものは思い出ではなく現実だ。あとがきも作者よいしょであまり気持ちの良い作品ではなかった。2016/12/17

Saito Susumu

0
たった25年前、テレビには論じる価値があったという驚きがまずあります。 あと、タモリもたけしも美空ひばりも原発も手塚治も中国共産党も昭和天皇もオリンピックもリクルート事件も紅白歌合戦もとんねるずも、一人の筆による同域の声音で論評できた時代がついこの間まであったという驚きもあります。 2016/09/20

葛西悪蔵

0
テレビ番組の批評本だが、87年〜89年期間の連載なので殆どの番組を知らずに読んだ。戦後最大の思想家とまで言われる著者の含蓄と見識はなかなか面白いし、幾つかの論考は結構スリリングだが、居丈高な物言いが鼻に付く箇所もあった。良くも悪くも庶民的感覚から遊離しているからこその弊だと思う。共同幻想論でも読んでみるかな。2013/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1370340
  • ご注意事項

最近チェックした商品