文春ムック
みうらじゅんの松本清張ファンブック 清張地獄八景 - 松本清張生誕110年記念

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784160086913
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C9495

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

87
MJの清張愛が炸裂!「清張地獄」「清張ボタン」「後ろメタファー」などMJ節も全開。二時間ドラマのお約束、崖も「ゼロの焦点」が元祖だったのか。一人崖ツアーは笑えた。清張作品と「カスハガの世界」のリンクにも驚愕😱後半は色んな方の清張先生に関する対談や追悼文だが、皆さんが言うように清張作品はミステリーの枠に囚われない人間を描いた文学だ。MJはホラーと言っているが😅人としても器が大きかったのがわかる。清張先生は間違いなく日本の偉大なる作家である。また清張作品、色々読みたくなった。そして私の積読が増える結果に。2020/09/17

こばまり

65
ゆかりの方々が語るエピソードが興味深くて隅々まで楽しく読んだ。MJ氏のいう清張地獄とは作品の主人公のような状況を指すが、私の場合は作品にまみれたくなる清張地獄か。収められた写真の数々がこれまたキュートで、P69のスナップはTシャツにしたい程。2019/07/21

アマニョッキ

49
お借りした本。めちゃくちゃ豪華なムック本。また松本清張が読みたくなるー。そして「砂の器」と「鬼畜」の映画がまた見たくなるー。もちろん野村芳太郎監督のやつ。「砂の器」のラストシーンと「鬼畜」の岩下志麻さんは、ほんっと物凄いから!!未体験の方はこの機会にぜひとも。そしてこのムックまじ最高でした。買う。2020/05/17

おさむ

42
MJことみうらじゅんの清張愛があふれるムック本。笑える一方で、社会的な影響力の大きさに改めて脱帽です。亡くなって四半世紀以上たった今もなお作品がテレビドラマになるのは、単なる推理小説ではなく、人間の煩悩や業を描いているから。MJ風にいえば、生真面目な小市民がふとした瞬間に魔の「清張ボタン」を押してしまい、地獄へと落ちていく。まさに大人のホラーなんですね。砂の器のハンセン病のくだりなど、最近のテレビでは、原作のベースにある社会の差別や格差などが放映できなくなっている事を知ると、また原作本が読みたくなります。2019/07/07

かっぱ

41
みうらじゅんさんが根っからの清張ファンだと分かる愛に満ちた1冊。押してはいけない「清張スイッチ」。押すなと言われるとついつい押してしまい勝ちなのが人間心理というもの。押したら最後、底なしの地獄へと転落。どこにでもいそうな小市民的な男が幸せな家庭やある程度の社会的地位を得て、小金も溜まったところで、「俺も少しぐらい悪さ(たいがいが不倫)をしてみても許されるだろう」と一瞬の気のゆるみから人生の転落が始まるというある意味ホラーな展開。「見とるぞ見とるぞ・・因果応報っ!!」と清張先生の声が聞こえる。2020/04/12

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