河出文庫<br> 浪漫時代―寺山修司対談集

河出文庫
浪漫時代―寺山修司対談集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309404196
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

日本人が底流に持つ精神的土壌とその意識の現れようを、戦後三十年を経過した時代を背景に様々な論客と語り合う。故郷・土地・血縁・瞼の母・少年の時代・わらべ歌、などのテーマで交わされる生きた言葉たちの中から現れてくるのは、寺山の時代認識や自らの精神と肉体の原理を追い求める姿である。「語り手」としての本領を発揮した対談集。

目次

少年倶楽部(松山俊太郎)
望郷(松永伍一)
歌謡(松田修)
短歌(佐佐木幸綱)
ことば(塚本邦雄)
わらべ歌(別役実)
母(石子順造)
風景(水上勉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

8
「歌謡」をテーマにした松田修との対話が面白い。歌謡曲の、変化なしに充足するモノローグ性を批判するところに寺山の他者を求めるダイアローグ精神がよく表れているが、果たしてダイアローグが今有効かどうかはかなり怪しい。「歌謡曲」の外に「歌謡」があることを指摘する松田に斬れ味を思う。2020/03/30

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