河出文庫<br> 野ばら

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河出文庫
野ばら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 142p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309403465
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

銀色と黒蜜糖―。白い野ばら咲く庭に住みついた2匹の美しい猫と同じ名前を持った2人の少年は何者なのか?目覚める度により深い眠りにおちてゆく少年月彦。その不思議な夢の中で繰り広げられた真夏の夜のフェアリー・テール。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

99
久しぶりに、母の古くて黒い足踏みミシンを思い出した。天板にひょっこりと持ち上げられたときの期待。カタカタと踏み、クルクルと回る繋がり。下に潜り込んだときの高揚感。いつしかノスタルジックな風景になっていた。『野ばら』はまさしくそんな本。2017/06/21

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

92
82/100点 『夏至祭』と同じ登場人物の物語でこれだけ印象が違うとは驚きです。夜のしじまを震わす微かな音や、月の光が床に落とす玻璃片の煌めきなど幻想的な描写の数々。野ばら・芍薬の白と対極をなすような柘榴の紅玉色、色のコントラストが印象的でした。夢と現の狭間で揺蕩う月彦と妖しげな黒蜜糖。夢と現実の境が分からない不思議な怖さの世界観を持った物語でした。ただ『夏至祭』では強い個性を発揮していた銀色の存在感が薄い点が残念です。やっぱり自分はノスタルジックな味付けのある『夏至祭』の方が断然好みですね。2018/07/14

ちょろこ

70
真夏の夜の覚めない夢、の一冊。かたたた、かたたた…ミシンの音は真夏の夜の覚めない夢へのいざない。幻想的な雰囲気もつかの間、うっすら寒いヴェールにずっと包まれ、見え隠れする紅玉色の柘榴に惑わされるような終始冷んやりさせられる異世界。なんとなく冒険心の象徴のようだった紅玉色がこちらの世界では怖さの象徴だったのが印象的だった。夢か現かのようなこの世界、怖さで本を閉じたくなりつつもあり、また何度も新たな冷たさ怖さ、紅玉色を探したくもなる、くせになりそうな作品。2018/07/05

ジンジャー(C17H26O4)

65
夢から目覚めては眠り、目覚めては眠り。繰り返す毎に夢と現が混ざり合う。ミシンの音がかたたたと聞こえ、石榴の果実は紅玉の玻璃玉のようで、野ばらの花びらははらはらと降る。学校からの下り坂、いつの間にくぐり抜けた野ばらの垣。ここはどこ。月彦の家の庭だろうか、学校だろうか。学校?どこの?バラ科の鉄やザクロ科の鉄。石榴の紅玉(るびい)は錆びた鉄の味。植物は甘やかに妖しく香り、樹々は鬱蒼と繁る。黒蜜糖と銀色のいる静かな世界。野ばらは尽きることなく降り続け、月彦の姿は掻き消された。今ここに野ばらの微かな香を感じる気が。2018/10/30

mii22.

62
【猫と読書】白い野ばらに囲まれた学校。夏の夜、月彦の目の前に現れたのは美しい二人の少年、銀色と黒蜜糖。学校の帰り道、美しい二匹の猫を見た月彦は、銀繻子の灰色猫と艶やかな黒天鵞絨の猫に誘われるように二匹を追いかける。かたたた、かたたた、ミシンを踏む音が、夢現の境界で聞こえてくる。少年たちは白い野ばらの垣から出られない。閉じ込められた意識の中で繰り返される、美しくて、ちょっと怖い夢。2017/06/22

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