河出文庫<br> 太平記〈2〉

河出文庫
太平記〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784309402826
  • NDC分類 913.435
  • Cコード C0193

内容説明

後醍醐帝・新田義貞・楠正成など、歴史をいろどった英雄たちの死闘策謀を克明にたどり、鎌倉幕府の崩壊を描く壮大な変革期の人間ドラマ『太平記』。この不朽の軍記物語の名作を、原文の息づかいを考慮しながら読みやすい現代の言葉に転換した、みごとな口語訳でおくる。2は、巻の7「吉野城の合戦」から、巻の11「金剛山の寄せ手ら誅せらる」までを収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qwer0987

2
後醍醐天皇の反乱を機に各地で反幕府の声が上がる。これだけ人心が離反したのは北条側の慢心もあったろう。足利高氏や新田義貞などは北条への反発が反乱の動機のようだ。だがそういった反発心ばかりでなく、世の流れに乗っかっただけの人たちも多くいる。菊池入道の殺害や最後の話には勢いのある方につこうとする姿勢の浅ましさが見られる。激動期ゆえ、なんとか保身を図るのは人として当たり前かもしれないけど、読んでいて少し悲しくなった。2021/09/08

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