内容説明
「カチカチ山」「猿かに合戦」「舌切り雀」「竹取物語」「浦島太郎」「桃太郎」そして「花咲爺さん」…童話・説話で童謡で、日本人なら誰でも知っているお伽話には何となくおっかなくて謎めいたところがあると思いませんか?佐野洋・伴野朗・都筑道夫・戸川昌子・高木彬光・斎藤栄・井沢元彦など、推理小説界の代表選手が民話の恐怖の本質を探り当てる、好評の「メルヘン・ミステリー傑作選」姉妹篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちばっち
2
都築さんの『猿かに合戦』が一番面白かったです。合戦というより泥仕合でした(笑)伴野さんの『カチカチ山殺人事件』はあまり関係ない気がしました。戸川さんの『怨念の宿』は舌切り雀が題材でしたがあまり馴染めませんでした。高木さんの『月世界の女』はかぐや姫が題材で月子さんは本当は誰と結婚したかったのかが気になります。(ちなみにトリックはわかりました)井沢さんの『乙姫の贈り物』はやはり玉手箱は恐ろしいと思いました。佐野さんの『愛は死よりも』は桃太郎関係ないじゃん!!斎藤さんの『花咲爺さん殺人事件』もね!!2012/07/18
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