内容説明
博多どんたく、祇園山笠、中洲の灯りに黒田節、酒は呑め呑め、呑むならば…。玄界灘の波濤を受けた、熱い血潮の男と女が、福岡・博多・香椎・志賀島から、熊本・大分に迄いたる、古代より栄えたロマンあふれる地域を舞台に繰り広げる奔放大胆な事件の数々―石沢英太郎・夏樹静子・小林久三・夢野久作・大貫進・夢座海二・久丸修らによる福岡犯科帖。魅力のミステリー紀行シリーズ第10弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
62
博多を舞台にしたミステリーアンソロジー。福岡県は何度か通過しただけで足を運ぶ機会がついぞなかった身ではあるが、舞台にした本を読むと先進性と土俗が入り混じったような複雑なイメージを受ける。ここに収録されているのもそのような複雑性を感じさせるものばかり。単に土地が舞台になっているものから地霊と分ち難いものまで。福岡ならではと思ったのがどんたく囃子を背景に過去の事件が進行する「どんたく囃子」や令和だからこそ読みたい「赤い蛇」案内記みたいな「福岡・親不孝通り殺人事件」かな。もちろん久作も収録されておりました。2019/08/10
柳葉魚
0
昭和の雰囲気が良かった。現代では成立し難い犯罪。「死の配達夫」なんて特に現代では起こせないだろうな。2017/02/27