内容説明
清冽な無から豊饒な美を紡ぎだす、タルホ・アストロノミー。ファンタジックな天体エッセイから、比類ない宇宙論・空間論まで全12篇。
目次
螺旋境にて
星を喰う村
天文学者というもの
工場の星
私の宇宙文学
赤き星座をめぐりて
人工衛星時代
月は球体に非ず
須弥山さわぎ
永劫流転
ロバチェフスキー空間を旋りて
僕の“ユリーカ”
ファンタシウム・フラグメント(楠田枝里子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒダン
17
最初の二つが小説だから短編集なのかと思ったらそれ以外は散文ばかりだった。二つの小説は幻想的かつ詩的で面白かったので少し騙されたような気分になる。とはいえ創作過程についてあれこれと書いているものばかりで、つまらなかったわけではなかった。尚更そのものがここに収録されていないことが残念に思えたが。最後の「二人のユリーカ」は「宇宙論入門」の加筆修正版で少し学術的だった。詩的で幻想的な物語もロバチェフスキー空間など、とても理系的な知識や概念の上に成り立っている。とても多才な人だと思った。そして星空が見たくなった。2017/03/10
より
1
★★★2018/04/19
kera1019
0
「非ユークリッド幾何学?」、「リーマン空間?」(◎_◎;) ⁇? 何度も頁を戻って読み直すも難しくて全くついていかれへんかった…2012/06/25
丰
0
Y-202006/11/04