内容説明
「指一本動かさずにデバイスを操作する」「認知症を検知し、うつ病を治療する」「犯罪捜査で脳の取調べをする」「企業が消費者に見せたい夢を生成する」―これらは、もはや「現実」である。神経テクノロジー―脳データの追跡や侵入―は人類の希望か、それとも脅威か?第一線に立つ論客が、衝撃の実例の数々をレポート。新時代の権利「認知的自由」を守り、ニューロテクノロジーをよりよく活用するために、来るべき社会の設計図を提示する!
目次
第1部 脳のトラッキング(最後の砦;職場における脳の監視;国家による脳の監視;汝自身を知れ)
第2部 脳のハッキング(脳を活性化する;脳にブレーキをかける;精神を操作する;ワイルダービースト;人間を超えて;認知的自由について)
著者等紹介
ファラハニー,ニタ・A[ファラハニー,ニタA] [Farahany,Nita A.]
米国デューク大学法科大学院の法学・哲学特別教授。新しいテクノロジーの社会・法・倫理的影響についての研究で第一線に立つ。2010年、バラク・オバマ政権下で「生命倫理問題の研究に関する大統領諮問委員会」委員に就任(~2017年)。TED、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)をはじめ、研究者・実業家・一般市民などに向けた講演を行っており、メディアでも積極的に発言している
鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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