内容説明
快速特急、区間急行、新快速、S特急、深夜急行、超快速…。複雑化が止まらない!設定された理由から鉄道会社の思惑まで種別のヒミツを解き明かす!!
目次
1章 列車種別の基本を知る
2章 種別の見せ方、見分け方
3章 種別を読みとけば各社の戦略がわかる
4章 各社の“看板種別”。その変遷を探る
5章 消えていった種別、よみがえった種別
6章 西日本の鉄道、驚きの種別事情
7章 東日本の鉄道、こだわりの種別事情
著者等紹介
新田浩之[ニッタヒロシ]
1987年、兵庫県生まれ。2011年、関西大学文学部卒業。2013年、神戸大学大学院国際文化学研究科修了。関西の鉄道をはじめ、中欧・東欧・ロシアの鉄道旅行、歴史について神戸市で執筆活動している。2018年より、チェコ政府観光局公認の「チェコ親善アンバサダー」に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
17
鉄道趣味にも種々ありますが、私の場合は、電車の技術的な点と鉄道ダイアや車両の運用です。この本が取り上げる列車種別は特に関心のある分野のひとつで、日本中の具体的な蘊蓄が述べられています。私としてはもう少し列車種別とダイヤの関係に触れてもらいたかったですが、まずまず楽しめました。2025/01/24
お抹茶
2
鉄道会社ごとに異なる複雑な特急,急行,快速,準急,普通について解説する。案内表示板や種別表示器では特急や急行は赤系統が多いが,相鉄は都心方面に限り,行先によって色を変える。阪急の標識灯は,特急系は二灯,急行系は一灯,普通は無灯。西武池袋線は東日本で一番複雑で,平日と土休日で停車駅が異なり,練馬と石神井公園~ひばりヶ丘は上位種別の列車が停まっても下位種別の列車が通過する駅があるのが伝統。阪神も同様に複雑だが,急行系と普通系で車体の色が分けられている。福井鉄道は路面電車の急行がある。2025/02/01
ntscp2020
1
列車種別に焦点を当てた本。マニアックである。常磐線の普通と各駅停車の違いは分かりにくいと思う。JR西日本の〇〇路快速を褒めているが、このあたりを見習ってほしいものである。本筋ではないが、独擅場(どくせんじょう)という言葉をルビまで振って使っていて珍しいなと思った。2025/03/06