内容説明
初詣や節分など、私たちの暮らしに根ざす神道は、どんな特徴をもつ宗教なのか?「記紀」には、どんな神々が登場するのか?それらの説話に込められた真意は何か?神道と神話をきちんと知ることで「日本とは」「日本人とは」…が見えてくる!
目次
神道1 神道とは何か―“神の国”はどう誕生し、形づくられてきたか
神道2 神道と歴史の関わり―神道はいかに広がり、時代とともに変化したか
神道3 さまざまある神社の約束―建物、神職、穢れと祓い…神が降りる地の神秘
神道4 神の正しいまつり方、拝み方―祭祀と参拝に込められた知られざる意味とは
神道5 冠婚葬祭と行事のなかの神道―私たちの暮らしに息づく神道信仰とその慣わし
日本神話1 日本神話とは何か―神々の活躍が描かれた「記紀」の世界とは
日本神話2 神の出現と日本列島の誕生―夫婦の神、伊奘諾尊による「国生み」
日本神話3 自然神の誕生と夫婦神の決別―亡き妻を追って黄泉の国へ。伊奘諾尊を待っていたのは…
日本神話4 伊奘諾尊の禊から生まれた神々―清らかな姉神・天照大神と穢れた弟神・素戔嗚尊の誕生
日本神話5 戦う姉弟神と高天原の神の活躍―天照大神の岩戸隠れは何をあらわしているのか
日本神話6 素戔嗚尊、出雲へ降り立つ―素戔嗚尊の追放と八岐大蛇退治が意味するもの
日本神話7 素戔嗚尊の子孫・大国主命の死と再生―幾度となく死に直面する大国主命の受難の秘密
日本神話8 国づくりと天の神々の来訪―平穏をもたらした地上の神が「国譲り」を強いられた謎
日本神話9 瓊々杵尊と子孫の海幸・山幸の物語―天孫降臨の意味合いと天皇誕生への道すじ
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。2019年3月に明治学院大学教授を定年で退職。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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