内容説明
ASDの子どもたちは、教室の中でこだわりのある独特の行動をすることがあります。ADHDの子どもたちは、不注意からの失敗をたくさんしてしまうことがあります。しかし、どちらも、学校や家庭での環境を整えることで特性を得意に変えてあげることができるのです。子どもたちの持っている力を最大限引き出すために理解しましょう。子どもが能力を発揮して自立するために。
目次
第1章 押さえておきたい、発達障害の基礎知識
第2章 ASDの子どもの学校での困りごと
第3章 ADHDの子どもの学校での困りごと
第4章 LDの子どもの学校での困りごと
第5章 得意を生かす、能力を伸ばす環境づくり
第6章 将来の自立を見据えて教育環境を考える
著者等紹介
宮尾益知[ミヤオマストモ]
東京生まれ。徳島大学医学部卒業。東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。専門は発達行動小児科学、小児精神神経学、神経生理学。発達障害の臨床経験が豊富(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サルビア
10
今子どもの相手をする仕事をしていて発達障害の子を少なからず見ています。自分がその知識が無いので読んでみました。参考になりました。2024/01/19
tellme0112
7
だいぶ遠くに感じている自分に気づいた。小学生の低学年の頃は、忘れ物、授業での集中力、集団行動、ある条件下でのパニック、があった。年齢が上がり体験を積んでまろやかに、苦手を補えるようになってきてきた。だいぶ凡人になってきた。学力とは、成績のことではない…心に留めた。自立して欲しいんだ、と親としての願いを思い出す。2024/03/07