出版社内容情報
計画されながらも、様々な事情で未完成に終わった鉄道路線=「未成線」。全国に点在する「幻の路線」の計画経緯から未完に至った背景まで、その知られざる歴史と魅力を浮き彫りにする!
著者情報
鉄道ライター。1972年奈良県生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科前期博士課程修了。主な著書に『鉄道未成線を歩く(国鉄編)』『同(私鉄編)』など。
内容説明
計画されながら、よもやの事情によって未完成に終わった鉄道路線=未成線。全国にその痕跡をとどめる鉄道はどう構想され、どこまで建設されたのか。ベールに包まれていた真相が明らかに!
目次
1章 東京・大阪の都心直通新線を阻む壁―都市計画上の制約を乗り越えて延伸したい
2章 東京の市域拡張と郊外電鉄の計画―関東大震災復興は都市と農村を変えていった
3章 関西大手私鉄の新線免許をめぐる争奪戦―ライバルを牽制しながら勝ち残りを図る
4章 ニュータウン開発の軸となった鉄道計画―自治体の思惑が錯綜し、ルートは二転三転
5章 地方で企画された都市間連絡鉄道―高度成長期直前、電鉄線に夢を見た時代
6章 戦争下、優先的に整備された軍需路線―人も金も資材も尽きて途中で放棄される
7章 北海道の戦後総合計画を見据えた国鉄新線―需要が消えても誰も工事を止められない
8章 「負の遺産」国鉄未成線、利活用の方法―観光資源として「幻の計画」の再評価が進む
著者等紹介
森口誠之[モリグチマサユキ]
1972年、奈良県生まれ。鉄道ライター。大阪市立大学(現・大阪公立大学)大学院経営学研究科前期博士課程修了。その後、鉄道史の研究に取り組み、国内外の鉄道を乗り歩きながら執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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