出版社内容情報
クレオパトラからココ・シャネルまで、セレブを着飾ったキュートなヘビの7変化。ポップでシックなウォーホル唯一の傑作絵本。
内容説明
「こうして、ぼくは名声をかちえたのさ!」クレオパトラからココ・シャネルまで、セレブリティを着飾ったキュートなヘビの7変化。アンディ・ウォーホルの分身が大活躍する、ポップでシックな傑作絵本。
著者等紹介
ウォーホル,アンディ[ウォーホル,アンディ] [Warhol,Andy]
いまもなお愛され続けるポップ・アーティスト。巨大な名声をかちえるまえに、ファッション・イラストレーターとして、そしてグラフィック・デザイナーとしても成功を収めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
43
セレブ中毒アンディ渾身の作と言う印象で第一読。再読は、「これって半世紀以上前の頭に浮かんだ世界の芸術なんだよね」という驚き。 彼の才能の迸りを感じ、蛇の化身が種々のブルジョアの身の回りを彩った時間を思った。3000余年前、クレオパトラが首に巻いていたアクセサリーがヘビ!だもの。歴史を思うだけでくらくらする…こんなに薄い絵本とは言え。2024/10/16
ツキノ
25
【アンディ・ウォーホルによる絵本】新装版2021年8月発行。ヘビのノアの独白。実在のセレブ(英文ではhigh society)がたくさん登場してくる。ファッション業界向けのレザー製品を扱っていたNYの会社のあらゆるデザインを請け負ったアンディ・ウォーホルのスケッチを元にした絵本。【17】 2022/01/21
ゆるり
14
アンディ ウォーホル展へ行った後の、ミュージアムショップで立ち読み。ポップアートの旗手。東欧系の生まれで、野心家。シルバーのウイッグをつけ、鼻を整形したそう。セルフプロデュースだね。40歳の時狙撃された事もあるそう。この絵本はへびになったぼくが、七変化してセレブリティを着飾り、名声を勝ち得るお話。ポップです。展覧会では自分の影がウォーホルの作品になれて、これがしばらく待ち受け画像です。2022/11/09
ぶ~の
6
「アンディ・ウォーホルの」というタイトルと表紙のヒールに吸い寄せられて手に取りました。本編を見終わった段階ではふーん、ヘビ革のグッズって海外セレブに愛されてるのね、としか思いませんでした。あとがきを読んでそもそも絵本を作成するために描かれたものではないことを知り、納得。背景を知った上で本来公開されるはずだった形をイメージしながらもう一度見直すと、全く違う印象を受けて面白かったです。この絵本、インテリアとして飾っておきたくなりました。2023/12/13